いつかは太陽のもとに
思い出しますよね、楽しかった頃のこと。
一緒にどこかへ遊びに行ったり、
一緒にテレビ番組を見たり、
ただくっついて、そばにいるだけで落ち着いたり。
そんな普通の日常が、日常じゃなくなってしまった日。
あの日から、全部が変わってしまいました。
生活習慣なども、ずいぶん変わった気がします。
コロナも手伝って、遠出は全くしなくなったし、
もちろん旅行も行きません。
買い物も近場で済ませるし、
淡水魚を飼うこともやめたし、
バーベキューや焼き肉や、冬の鍋もあり得ないし、
生活に、楽しみとかメリハリとかが全くなくなっちゃいました。
だけどきっと、ずっとずーっとこのまんまではないはずで。
いつかは昔の私に戻れるはずで。(もう方片のあなたはいないけど)。
いまはその、…なんというか、元に戻るのを待っている時間と言うか、
昆虫で言えば、さなぎの時間と言うか。
でも、そういう時間があっても不思議じゃないなと思います。
今まで何十年も、ただただ前を向いて、突っ走ってきたのだもの。
大した大きな挫折もなしに、(中くらいの挫折はいっぱいありましたけど)、
ずっとずっと走り続けてきたのだから、
大きな大きな挫折のがけっぷちを目の前にして、
今みたいな時期があってもいい…というか、
あって当然だというか、それが人生だと思ってます。
だからちょっと不本意ではあるけれど、
ぼんやりと、希望もなく、無気力に、
しばらくのあいだ、毎日毎日を過ごしていきます。
いつかはまた、太陽のもとに元気で過ごせる日を信じて。