いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

フクロウの壺を開けてみた

愚痴を書こうと思ったけど、


ついこの間も愚痴書いたばかりなのでやめにしました。



いろんな人がいますものね。


自分とウマが合わない人が、ひとりも居ないほうがおかしいし、


ウマが合わなくなる理由ってたくさんあるのだろうけど、


こっちが悪い場合だけじゃないものね。


万人とうまくいくなんて絶対無理なのだから、


私のほうで、態度や考え方を変えるより他ないな、なんて。





死別者ブログじゃないブログになってしまいそうなので、


仕切り直しをします。


実は今日、旦那さんが亡くなって初めてしたことがありました。


旦那さんの髪の毛と歯を入れてある陶器のフクロウの小さい壺があるのですが、


急にふたを開けてみる気になったのです。


今まではずっと、絶対にふたを開けてはいけないものでした。


だから、一度も開けてみる気はなかったし、


これからもずっと開けることはないだろうと思っていたのです。




だけど今日、急に、ふたを開けてみる気になりました。


と言うのも、お花やフクロウが置いてある棚に


2~3日前から小さな虫が何匹か歩いていて、


見かける度に、可愛そうだけど手でつぶしていたのです。


飾ってある花から落ちたものだろうと思いはしたものの、


その壺にも虫が入ってしまったのではないか、と、急に心配になったのでした。





本当に自分でとても意外でしたが、


今までの恐れにも似た気持ちとは裏腹に、


普通に簡単に、ひょいッとふたを開けました。


小虫は1匹もいず、とてもほっとしました。


そして奇麗に紙に包まれたものと、ビニールのポチ袋が見えました。


歯を紙に包んで、ポチ袋には遺体から抜け落ちた髪の毛を3本入れた記憶があります。


1年4ヶ月前に、入れたそのままになっていました。




今日、仕事から帰って来てお線香をあげる時に、


フクロウを見たら、


前よりちょっと、人なつっこい目でこっちを見ている気がしました。


「ボクにはもう隠し事はないよ。全部見せちゃったんだから。」と言っている気がした。




小さなタブーを犯した気もするけど、


良い意味で、畏怖の念が少し小さくなったというか、


身近になったような気がして、ちょっとほっとしています。

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