さくら
あぁ、もうすぐ桜の季節になりますねー。
旦那さんが居なくなって2度目の春です。
地元の桜まつりって割と盛大なお祭りなんですけど、
(ふたりとも花火や祭りやその類のものが大好きなミーハーさんなので、)
毎年、ワクワクしながら桜の開花を待ったものでした。
「今年もきれいに咲いたねぇ。」
「お祭りも、見事だねぇ。」と、二人並んで見た、あの桜が忘れられません。
あ、でも、2人で最後に見た桜は、
あの年、コロナでお祭りが中止になって、
人っ子一人いない公園だったっけ。
あのあたりから、なんとなく私の人生に暗雲が垂れ込めてきた気がします。
あの、人っ子一人いない薄寒い桜並木と、
その後の私のどん底の寂しい1年9ヶ月が、
私の頭の中ではすごくリンクしています。
いつになったら、桜並木を単純に奇麗だな、と思える日が来るのでしょう。
果たしてそんな日来るのかな。
もしかしたら、これから毎年ずっと死ぬまで、
桜見る度、あの薄寒い公園の桜を思い出すのかも、しれません。
「