いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

今年も恵方巻食べました!

いきなりですが、現実に戻って恵方巻の話から。




今年も恵方巻、今夜、買ってきて食べました。


奮発して本マグロの入ったヤツ。 


久しぶりで本マグロ食べたら、メッチャ美味しかったデス!




でも私は、決まった方角を向いて無言で食べる…ということは、基本、しません。


旦那さんが居た時から、してません。



だって、うちはテレビ見ながらご飯食べる習慣だし、


旦那さんが居た時は、テレビ見ながら話もしたし、


だから、テレビも見ず、


2人で同じ方向を向いて話もせず、ひたすら寿司を食べるって土台無理な話でした。


毎年、普通に恵方巻は買ってきて食べるけど、ただただ美味しく食べるだけ。


切って半分ずつ食べるしね!(でも大概、どこんちでもそうでしょ? それとも一本丸かじり?)


そんな事しなくたって充分幸せだから、大丈夫。


……と、思ってたんだけどな。旦那さんが居た頃は。




今、思えば、


毎年、恵方巻を決まった方角向いて無言で2人で食べてたら、


旦那さんはもう少し長生きしてたんじゃないかしら、なんて思っちゃいました。







今の時期、時々このブログにも書いてきた有志の会で、


2月に全国大会が行われるのですが、


私、去年も参加したのだけど、


今年もまた、その大会にお手伝いで参加させてもらうことになっています。


去年も今年もオンラインでの参加なんですけどね。




参加して、参加者たちが話したことをメモにまとめる…という裏方さんの仕事ですが、


記録を見たら、


以前、旦那さんの紹介でこのボランティアを始めたのは、もう16年も前のことでした。




考えてみれば、16年前と言ったら、


旦那さんと私がお付き合いを始めてそんなに経たない頃なのですが、


その頃から、旦那さんは私の性格を見抜いていたようです。


どちらかと言ったら、…というよりも、私は生粋の裏方さん性分です。


表に出て目立つ役割をする…などというよりも、


ずっと裏方のほうが性に合ってる性格で、


それを旦那さんは、最初の頃からすっかり見抜いていたらしい。


性に会ってるから、私も続けたいと思うし、周りも誘ってくれるんだと思います。




当時は裏方さんである私も、リアルに都内の会場に行ったものですが、


年に一度しかない役割だし、


一時期は自分都合で少し休止してたのだけど、


似たようなことは別の場所で続けていたこともあって、


昨年も、主催者側から連絡かあったのです。


忘れもしない、彼のいる回復期リハビリ病院入院中に連絡を受けました。(あー、あの時はいろんな意味で幸せだった。両手に持ちきれないほどの花!!!)






しばらくぶりでお声がかかったのは一昨年でした。


旦那さんが亡くなって2年と半くらい経った頃。


本当に久しぶりに声をかけてもらったので、


旦那さんからのプレゼントのような気がしてとても嬉しかったのを覚えています。


(旦那さんが亡くなって、ひとりの生活に慣れ始めて、


ちょうどこの頃、ひとり時間の生き甲斐とかやり甲斐とか、目的とか、


そんなことを自分に問い返す時期に来ていました。)





誰かのために、ちょっとですが役立つことをする…というのは、


その喜びは、旦那さんが私に教えてくれたことなのです。


旦那さんは割と、そういう喜びを生きる糧にしてきたようなところのある人でしたが、


私は、そんな旦那さんの姿を見ていて、


羨ましくなって真似をし始めた…という言い方が一番近いかな。


それまでは私、割と独立独歩で生きてきた嫌いがあったのですが、


だんだん旦那さんに影響されたんですね。


そして今、そういう生き方を選ぶことができる…ということを、幸せなことだと思っています。




さて、明日からしばらく、仕事が終わって家に帰ってきてから、


パソコンと向かい合う時間が続きそうです。


でも、合間にまたこのブログは続ける予定です。



いつの間にか、死別者ブログから、普通に59歳独身女のブログに変わりつつありますが、


よろしければ今後もどうぞお付き合いくださいませ。

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