いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

聞かないでしまったこと

聞かないでしまったことが、結構あるような気がします。


そんな大したことじゃないんですよ。


私は歳のせいで忘れっぽくて、


旦那さんは、私よりはずっと記憶力が良い人だったから、


生前は、私が忘れてしまったことを、


旦那さんに聞いて、いろいろ教えてもらっていたのです。




例えば最近、テレビで小布施の栗のことを報道していたのですが、


ふたりで旅行に行って、小布施で美味しい栗料理のお店の行列に並んだことを思い出しました。


あの時、私たち、お腹が減ってるのに甘い栗のお菓子しか置いていないお店が多くて困ったのでしたが、


結局あの時、栗おこわか何か、昼食にありつけたのだっけ?


それとも甘いお菓子をご飯代わりに食べたのだっけ?


記憶力の悪い私は、なんだかすっかり忘れてしまっています。


だけど、そんな、ほんの些細なことだけど、もう確かめる術がありません。





また、私の記憶力の問題ではないこともあります。


仕事帰り、家に帰る途中にちょっとすてきな小道があるのですが、


私はいつも、その横の車道をクルマで通り過ぎるだけなのだけど、


旦那さんはこの小道を、歩いて散歩したことはあったのかしら?



もし晴れた日に散歩をしていたら、本当に気持ちよかったはずで、


亡くなる前にぜひ一度は散歩してほしかったけど、


結局歩いたことがあったかどうか、もう知る術がありません。




もう二度と話せないって、寂しいけど、結構なストレスでもありますよね。


何をどこに閉まったか、聞いてないからわからない…なんてことも時々あったりするし、


たまに、言いようのないもんもんとした欲求不満?を感じたりします。

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