いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

諦めの秋

休みだったので、一日のんびり過ごしました。


のんびり…というと良い響きですけど、ぼんやり、かもしれません。


また例によってミシン掛けなどして、なるべく喪失感を感じないように過ごしています。




何かに夢中になっている時、没頭している時は思い出さずに済むもので、


そのツールとして始めたミシンでしたが、


我ながら上手になりました…とは言わないけど、


ミシン掛けには慣れて、ものを作るのがなかなか早くなりました。



旦那さんが生きている時にミシン始めてたら、いろいろ作ってあげられたのにな、なんて思います。


野太い感じの風貌のくせに、いきなり可愛いらしいものが好きだったりするので、


小さなポーチでも作ってあげたら喜んでくれたかな、なんて想像してます。




亡くなってしばらくの間は、


休みの日に家にじっとしているのが嫌で、(というか、じっとしていられなくて)、


あちこち出かけたりしていましたが、


最近は休みの日は、逆に家にじっとしていることが多くなっています。


なんだか、喪失感が少し心の底のほうに沈殿してしまって、


「私の人生なんて、(どーせ)こんなものだ」と


諦めの気持ちが強くなったという感じ…かもしれません。


(どーせ)こんなものだから、やみくもに、刺激とか喜びとかを求めなくなった。


…そういうことなのかもしれません。



寂しいけれど、季節に例えれば、


楽しい夏が終わって秋半ば? 晩秋に入りかけ? という感じでしょうか。


でも、もっとほんとにちゃんと諦められたら、


もう少し楽な気持ちになるのでしょうけどね。

×

非ログインユーザーとして返信する