いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

思い出写真(2)

5枚の遺影を印刷したのは、昨年の5月でした。


旦那さんが亡くなってから11ヶ月経った頃です。




亡くなってしばらくの間は、本当に泣いてばかりいたし、


何をする気力もなく、家に帰ったら、買ってきたお弁当を食べてお風呂に入って寝る。


それだけしかできませんでした。


そして、このブログを書き始めたのは、旦那さんが亡くなって3ヶ月目です。


今思えば私にとって、このブログ…辛い感情を吐き出す場所…があったことが、幸いだったのだと思います。


少しすつ、前に進もうと思い始めたのが、ちょうど半年くらいたった頃でした。




…「前に進もうと思った」と言っても、そんな立派なことじゃないです。


たとえば、それまでずっと買ってきたものを食べていたのを、


少しだけ煮炊きをするようになったとか、


以前やっていた生協の注文販売を再開したり、その程度ですが。


当時の私としたら、生活を立て直すために、ものすごい決心とエネルギーを要する一大事でした。




旦那さんが亡くなってから1年と7ヶ月半が経ちましたが、


その間、いろいろな気持ちの変化がありました。


ある日突然、ご飯を炊いて煮炊きをしようと思った日があったり、


ある日突然、今まで悲しくて開けなかったアルバムのファイルから、旦那さんの写真を印刷しようと思う日があったり。




だけど今は、気持ちが退行しちゃって、またファイルを開く勇気が持てなくなっています。


本当は、5枚の遺影を印刷した時に、


旦那さんの写真を全部印刷して、1冊のアルバムを作ろうと思ったのですよね。


だから、その為のアルバムや、写真印刷用紙もたくさん買ってあるのです。


だけど、ずっとそのまま、封も開けずに置いたままになってます。


写真画像を見れば、旦那さんと過ごした日々を思い出して悲しい気持ちになってしまうから。


気持ちが乱れることが怖くて、ファイルを開こうという気持ちになりません。


疲れや体調にもよると思うけど、気持ちがまだまだ付いて行けてないんですね。


そしてこの他にも、まだまだ、気持ちを乱したくないから行動しない…事のほうが多いです。





どっちがよいのかわからないけど、


もう少し自由に行動できたらよいのかな。


気持ちが落ち着いて、いろんな行動にブレーキを掛けなくなる日って、


いつになったら来るのでしょうか。

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