お盆
お盆です。
旦那さんも戻ってきてくれてるのかしら?
「それとも、私とは籍が入っていたわけじゃないから、
ご実家のほうに行っちゃってるのかなぁ。」なんて思ったのだけど、
でも、亡くなる直前までこの家で暮らしてたのだから、
ちゃんとここに、戻ってきてくれてるはずですよね?
今回は、お供えのお菓子は、暑いから冷たいプリンにしてみました、笑。
私はどちらかといえば苦手なんだけど、旦那さん、マンゴーが好きだったのです。
だからマンゴー味のプリンを買いました。
そして、それだけじゃちょっと寂しいから、もう一つ別の、
見た目のカラフルなゼリーも買ってきてお供えしたところです。
……、
んー、 なんだかひどく庶民的(?)だけど、
分相応ということで、よしとします。
ところで、家の玄関出たところのソーラーライトがひとつ消えかかっています。
旦那さんが遺していってくれた、
足の悪い私がつまずかないために、出口のところにつけてくれたソーラーライトです。
いくつかあったうちの、ひとつだけずっと点灯してくれていたライトだったのですが、
ここにきてとうとう力尽きた…というか、なんだか光らなくなっちゃってます。
普通にホームセンターで売ってる、あんな安っぽい(?)ソーラーライト、
他のはたいてい、半年か1年くらいでダメになっちゃうのに、
ひとつだけ、2年以上もずっと足元、照らし続けてくれてたのです。
だからきっと、旦那さんの心が、私の足元を照らしてくれてるんだと思ってたのに。
旦那さん、お盆だから帰って来てて、
私が元気にやってる姿を見て、
「あいつ、もう大丈夫だな、俺が心配しなくても。」と思っちゃったのかもしれないな。
だから、とうとうソーラーライト、点かなくなっちゃったのかもしれません。
だけど、確かに元気に毎日過ごしてるけど、
たまに落ち込むし、寂しくなるし、悲しくなって泣くんだよ。
だから、小さなソーラーライトでよいから、私を支えててほしかったです。
毎晩毎晩、点灯しているソーラーライトを見ることで、
あなたの気持ちがそこにあるような気がして、ほっとできる瞬間だったのに。
お盆、過ぎたら、帰っちゃうんだね。
ソーラーライトの灯と一緒に。
なんだかちょっと、寂しい気持ちです。