いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

連休

今年の4月から、カレンダー通りの休みの職場に異動になっているので、


お盆休みも加わって今日から6連休です。


その前の3年間は不定休で、お正月や盆休みが取れない職場だったから、


6日間続けて休めるなんて、本当に久しぶりです。




でもこれが、旦那さんが生きていた頃だったらもっとよかったのになぁ、…なんて思ってしまいます。


旦那さんが生きていた頃は、


彼はずっとカレンダー通りの休みの会社だったから、


4年ぐらい前までは、いつも休みが一緒でした。


だから泊りがけで旅行にも行けたし、


ドライブにも随分連れて行ってもらいました。


たまに、金曜日を有効活用して、


仕事が終わったら、二人で待ち合わせてそのまま出掛け、


土日遊んで、月曜日にへとへとになって職場に行ったりしていました。




だけど私が不定休になってからは、


二人の休みが合わなくなっちゃって、


片方が仕事の日に、片方がひとりで休んで家に居ることが多くなってしまいました。




今でも忘れないけど、


一番最後に泊まりの旅行に行ったのは、


旦那さんが亡くなる年の2月の最初の土日でした。


私がお正月に休めなかった恩情で、上司が土日に連休で休みを入れてくれて、


それがわかった途端にすぐ、


私が「神戸の夜景を見たい」とリクエストして、


いつも通りに旦那さんが予定を立てて、ホテルや乗り物の手配をして、


金曜日に高速で成田へ行き、次の日神戸に着きました。




だけどそれが、旦那さんとの最後の旅行になっちゃった。


そしてその旅行で、こともあろうに、土曜日の夜に私は熱を出してしまって


ホテルで一晩唸った挙句、日曜日の朝早く家に帰ることになってしまって…。




大概、いろんな受け入れ難い事でも「わかったよ」と言う人なんだけど、


その時だけは、


私が「明日の朝、帰って処方薬飲まないといけないみたい。」と言ったら、


「えっ。」って大きな声で言ったのね。


結局、すぐに「わかったよ」と言ってくれて、


午前中の飛行機に乗ったけれど、


もしかしたら、彼はそれが、自分の最後の旅行になるんだと


どこかでわかっていたのかもしれないなぁ…なんて、


未だに時々考えます。

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