いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

勇気

明日、友人と隣県で会うことになりました。


具体的に、会うことが決定したのは、実は今日の事です。


前々から、明日会う話はあったのだけど、


友人の都合が定まらなかったんです。


定まらなかった都合というのは、旦那様の健康状態。





久しぶりに、友人の旦那様も交えて3人で会いたいね、ということに、


しばらく前からなっていたのですが、(友人の旦那様とも、私知り合いなので。)


いかんせん、旦那様は癌を患っていらっしゃるのです。


そしてこの新型コロナ禍、第8波。


流行り病の流行り具合と、旦那様の健康状態を見極めて…の、


一日前の英断となったわけでした。





お互いの住む場所に距離があるから、


中間地点の場所で会うのだけど、


両方が両方とも、県をまたぐ移動になるわけで、


私達健常者にとっても、コロナ禍の中、リスクがゼロとは言えません。




そんな状態で、病弱な状態の旦那様を日帰り旅行に連れ出す勇気は、


もし私だったら、


恐ろしくて出来ない気がしています。




でも、どうなんだろう? 


おそらく余命が見え始めている家族を、


守るためだけに、安全地帯に閉じ込めておくのもまた、


自分の良識や罪悪感と戦うという意味で、


ある意味、勇気のある行動なのかもしれません。




でもきっと、私だったら、


「危ないから。危ないから。」と連呼して、


旦那さんを一歩も外に出さなかったかもしれないな。


だって、死んじゃったら嫌だもの。


ずっと一緒に2人で暮らしていくんだもの。


ひとりになったら寂しくて、


そんなの怖くて怖くて、想像することもできないくらいだよ。




でもね。


いくら危険の回避だからといって、


どこにも出かけられず、友人にも会えないのじゃ、


そんなさびしい、悲しいお話はないですよね。


しかも余命がわかっているかもしれないのに。




だから、友人の勇気には頭が下がります。


旦那様のためを思って、決して小さくはない危険を顧みず、


一歩踏み出す勇気は、尊敬に値する行為なのだと思います。

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