いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ヒロさんの新しい人生に乾杯

あ~あぁ、明日からまた仕事です。


とうとう、楽しみだったクリスマスとかお正月とか、


一年に一度のお祭り騒ぎが終わってしまいました。





2年前の年末年始、つまり旦那さんが居なくなって半年の頃は、


私はまだ土日祝休ではなかったから、なおさら、


クリスマスやお正月は他人事でしかなかったです。


ただただ、悲しくて寂しい時期でした。


コロナで、みんなが大騒ぎできない事に却って感謝をしていた頃です。




そして去年はそれなりに辛く、


まだまだキリストの生誕や新年を祝うなど、


「気持ちにゆとりのある人が勝手にやれば?」という感じだったことを覚えています。



そして今年も特に、キリストの生誕を祝うつもりではなかったけれど、


クリスマスツリーを飾ったり、お正月にはおせちの真似事やお餅を戴きました。


人並みに、クリスマスやお正月の時期を過ごしたのだと思います。


たぶん旦那さんと知り合う以前も、今回のような過ごし方をしたような記憶があります。







ところでテレビ東京の新春特番、「家、ついていってイイですか?」を


特に見るでもなく、流していました。


伝説のロッカー、イノマーさんが2019年に亡くなった時のことを特集していて、


その闘病の様子や、残された奥さん(ヒロさん)のその後について、


ドキュメントで追っていました。




亡くなってちょうど3年経つわけですが、


奥さんは、イノマーさんと一緒に過ごしたアパートを引き払い、


新しい住居で新しい生活を一歩踏み出すのだそうです。




良くも悪くもなく、「早!」と思いました。


私は旦那さんを失って2年半だけど、


あと半年でこのアパートを引き払うことは多分、できません。


だけど引き払ったら楽になるだろうな、という気持ちは確かにあります。


思い出の品や場面が多すぎて、


感情が重すぎて、前に踏み出す勇気が出ない、という感じ。


それは私の気持ちの中で、


良い感情でも悪い感情でもありません。


ただ、今の私には、その感情を今すぐどうにかしよう、という気持ちがないだけです。






イノマーさんの奥さんはまだ若い人ですが、


特に新しい恋人を見つけた様子でもなく、


イノマーさんのシャツの匂いを懐かしみ、


イノマーさんの遺した日記を近く書籍化するのだとか。


それでも、「これからの新しい生活が楽しみです」と言い、


一緒に暮らした住居を引き払い、新しい場所に住む…。


若いということが幸いしているのかもしれないな、と思いました。




私はもう、次の人生に期待をする年齢でもなく、


余生をどう充実させるか…が今度の課題となっています。


だけど、若いって羨ましい。


まだまだ、新しい場所で新しい生活、そして、新しい家族ができるかもしれない。


自分の未来に希望を持ち、期待が出来るというのは、


羨ましい事だなぁと思いました。




ですが、私には私の人生がある。


TVerで再放送が見られるみたいなので、


もう一度、明日にでも再放送を見てみることにします。

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