ヒロさんの新しい人生に乾杯
あ~あぁ、明日からまた仕事です。
とうとう、楽しみだったクリスマスとかお正月とか、
一年に一度のお祭り騒ぎが終わってしまいました。
2年前の年末年始、つまり旦那さんが居なくなって半年の頃は、
私はまだ土日祝休ではなかったから、なおさら、
クリスマスやお正月は他人事でしかなかったです。
ただただ、悲しくて寂しい時期でした。
コロナで、みんなが大騒ぎできない事に却って感謝をしていた頃です。
そして去年はそれなりに辛く、
まだまだキリストの生誕や新年を祝うなど、
「気持ちにゆとりのある人が勝手にやれば?」という感じだったことを覚えています。
そして今年も特に、キリストの生誕を祝うつもりではなかったけれど、
クリスマスツリーを飾ったり、お正月にはおせちの真似事やお餅を戴きました。
人並みに、クリスマスやお正月の時期を過ごしたのだと思います。
たぶん旦那さんと知り合う以前も、今回のような過ごし方をしたような記憶があります。
ところでテレビ東京の新春特番、「家、ついていってイイですか?」を
特に見るでもなく、流していました。
伝説のロッカー、イノマーさんが2019年に亡くなった時のことを特集していて、
その闘病の様子や、残された奥さん(ヒロさん)のその後について、
ドキュメントで追っていました。
亡くなってちょうど3年経つわけですが、
奥さんは、イノマーさんと一緒に過ごしたアパートを引き払い、
新しい住居で新しい生活を一歩踏み出すのだそうです。
良くも悪くもなく、「早!」と思いました。
私は旦那さんを失って2年半だけど、
あと半年でこのアパートを引き払うことは多分、できません。
だけど引き払ったら楽になるだろうな、という気持ちは確かにあります。
思い出の品や場面が多すぎて、
感情が重すぎて、前に踏み出す勇気が出ない、という感じ。
それは私の気持ちの中で、
良い感情でも悪い感情でもありません。
ただ、今の私には、その感情を今すぐどうにかしよう、という気持ちがないだけです。
イノマーさんの奥さんはまだ若い人ですが、
特に新しい恋人を見つけた様子でもなく、
イノマーさんのシャツの匂いを懐かしみ、
イノマーさんの遺した日記を近く書籍化するのだとか。
それでも、「これからの新しい生活が楽しみです」と言い、
一緒に暮らした住居を引き払い、新しい場所に住む…。
若いということが幸いしているのかもしれないな、と思いました。
私はもう、次の人生に期待をする年齢でもなく、
余生をどう充実させるか…が今度の課題となっています。
だけど、若いって羨ましい。
まだまだ、新しい場所で新しい生活、そして、新しい家族ができるかもしれない。
自分の未来に希望を持ち、期待が出来るというのは、
羨ましい事だなぁと思いました。
ですが、私には私の人生がある。
TVerで再放送が見られるみたいなので、
もう一度、明日にでも再放送を見てみることにします。