いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

執着

昭和世代の特徴って、「執着」だとは思いませんか?


最近の子(平成元年生まれの34歳も含む)(「オレは昭和の頃はもう腹の中に入っていた。」そうですけど)と、しっかり昭和のうちに大人になってた私達の違いのひとつって、


執着心が強いか、そうでないか、のような気がしてます。


あ、すみません。このブログの読者全員の方が昭和生まれだという前提で書いてます。死別者ブログだから、大方、大丈夫でしょう(?)。




ひとりめの恋の相手もそうだったんですよ。


彼は自分で言っていました。


執着が薄い…という表現ではなかったけれど、


家族を持つことに興味が持てないんだと。


だから彼も、今、一人暮らしをしていて、休みになると実家に帰って親孝行をするらしい。




少なくとも私の場合ですが、親孝行など考え始めたのはついつい最近のことで、


40代のころなど、自分のことに精いっぱいで、


(主に旦那さんと)遊び呆けたり、興味のあることを没頭したり、


だから、休みに実家に帰って親孝行…なんて、絶対にあり得ないような話でした。




もっと若いころを思い起こせば、


もちろん今とは社会情勢がまったく違っていたから、余計にですが、


野心を持って、むさぼるように何かを得ようとしていたし、


そのためには手段を選ばないようなことさえあって、


歯を食いしばって生きていたような感じがします。若いころね。


(でもとりあえず、私が社会人になったのはバブルが弾けて以降です、為念。)



でも今の子たちって、将来の理想の職業、公務員が1位なんでしょ。


私たちの時なんか絶対にありえない話で、昔って、公務員って、バカにしてたものね。


あ、あくまで地方公務員の話ですけど。


(地方公務員の方、読んでいたらごめんなさい! 


 私は地方公務員にはなれなかった人間なので…。


 でもいちお、これでも中・高 理科の教員免許は持ってたんですよ、結局使わなかったけど。自分が教員に向いている人間だと思えなかったため頓挫しました。)



これって結局、今の子たちが安全志向というか、要は冒険ができなくなった、


国家に、冒険ができるほどの土台がなくなってしまった、ということでしょう?


要するに、そう考えると、私たち昭和世代の責任なんですよね、きっと。


日本をこんなダメ国家にしてしまったこともそうだし、


もっと話を広げれば、


地球の自然環境をダメにしてしまったのも、私たちを含む世代の責任で、


今の子たちには、私たちは本当に申し訳ない事をしたのだと思います。


だから責任をもって、日本や地球を、もっと良いものにしなければならないのだ、と、


私は個人的に考えています。 その割に、なにもしていないけど。




だから今の子たちは安全志向だし、


だから、私たちの世代に比べて、欲や執着が少ないのだろうと。


でも、考えようですけど、そのほうがよっぽど、めんどくさくないですよね。


頭が良いというか、さばけてるというか。


だから、今の子たちは、飄々としていて、あんな感じなんでしょう。


添い遂げる相手や家庭は要らない。


社畜にはならず自分の時間を大切にする。…なんて人たち。


私たち世代とは、価値観が真っ向から異なりますが、


私が恋した相手、ふたりとも、まさしくこのタイプでした。


こういう価値観の人たちと、私たちは共に生きていかなければならないわけです。






家族や家庭は要らない…ということに関して、もうひとつ言わせてもらえば、


私見ですけど、この傾向って、人間…ホモ・サピエンスの絶滅を意味してるんじゃないでしょうか。


子孫繁栄って、種の本能でしょ。


それを、無意識のうちに選ばないというのは、


ホモ・サピエンスが増えすぎて、そろそろ遺伝子レベルで個体数の減少を図っているのじゃないでしょうか。


テレビや週刊誌でそんな話を聞いたことがないから、(もしかして私の勉強不足?)、


私の見当違いなのかもしれないけど。


もし、あながち間違っていないのだとしたら、


私も(無意識に?)子供を作らなかった人なので、ちょっと怖いな…なんて思います。


……。  反省、しなきゃならないのかな?

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