他虐(造語)(6)
もうすぐ2月19日。
明日が来ると、私、
リフジン様の勤めてる回復期リハビリテーション病院を退院して、3ヶ月になります。
なんか、ネットで見たんだけど、
失恋すると半月か1ヶ月で忘れることができるって。
ウソばっかり書いてんじゃねーよ。
3ヶ月経ったって全然忘れられないことだってあるんだぞ。
未だにミーシャ聞けば泣くし、
時々、普通に家事や仕事なんかしててふっと思い出して、
「今頃何やってるのかな。今日出勤日なら、今頃、患者さんにリハビリやってるんだろな、
今日は日曜だから、午前中ならあっちのリハ室だな。」なんてね。
あの病院は、リハビリ室は隣り合わせに2つあったんです。
大きな病院だから、隣にまた別の施設があって、
そこにもリハビリテーションセンターとか、老健とか在宅とかいろいろあるみたいだけど、
入院患者が使う部屋はその2部屋。
さすがリハビリテーション病院だけあって、逆に言えばそれしかないんだから。
とても広い部屋と、若干小さめの部屋に施術用のベッドがずらっと並んでいます。
いつもたくさんの患者さんがリハビリ受けていて、隣のベッドはだいたい埋まってて、
内緒の話なんてほとんどできる雰囲気じゃなかったけど、
でもその割に、イイカンジだったよな。なんてね。
仔ネコが2匹、じゃらけてるみたいな。(そんなに可愛くはないか。はは。)
思い出は時と共に、美化されるものですね。
今までの恋を思い出してみても、
こんなに思い詰めることって、あまり無かった気がします。
というのも、こっち側だけの片想い…というのがあまり無かったからかも。
…なんていうと、カッコつけてるように聞こえるかもしれないけど、
本来、道ならぬ恋、というのはそういうもの。
え? あれ? という間に沿ういう仲になる、みたいなのが何度かありました。ん?
ま。若い時の話は置いておいて。
リフジン様が34歳、ということは何度も今まで書いたけれど、
そして、私とは今はもうきっと25歳違う、親子ほどの差があることも。
つまり、彼は、四半世紀前の私なのです。
四半世紀前に私が感じていたことを、今の彼はきっと多分、かなり似たようなことを感じているんだと思うのよ。
なんとなくそれがわかったので、私は彼に惚れたのです。
男として…というよりむしろ、自分の分身として。
眠くなってきたから、つづきは明日ね。
おやすみなさい。