いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

他虐(造語)(7)

3ヶ月、経ってしまいました。


「3ヶ月前の今頃は、私はもうこのアパートで、”ヒトリ暮らし”に戻ってたんだなぁ」


なんて思う。


3ヶ月と一日前は、まだ私はあの病院に居たのにね。


(決して新しい病院ではなかったけど)


(だから却って、看護師さんたちと一部の患者さんが、


折り紙折って飾ったり、色画用紙を切り抜いて作ったりした季節の飾り付けが


手作り感があって、とても暖かい安らぎがあって、)


そんな雰囲気のあの場所は、


私にとって、最高に素敵な回復期リハビリテーション病院でした。





退院してきて3ヶ月でしょ。


でも同じ時間、3ヶ月間、私はあの病院で過ごしていたわけです。


そう考えると長いよね~~~、3ヶ月って。




だもの、これだけの時間を私はリフジン様と共有していたわけで、


もちろん一日中一緒にいたんじゃないけどね、


でも。


3ヶ月ってあっという間だった…なんて思ってたけど、


今、思えば、ほんとに意外と長い時間だった。


要するに、


人を好きになるには十分な長さだね。


………。






最初に会った時の印象と、3ヶ月後に最後に別れた時の印象は、


まるで別の人だもの。


最初会った時は、目がクリッとした可愛いガキンチョ…だったけど、


最後は、年相応の包容力と逞しさすら感じる好青年になっていた。


時間って不思議なものだと思います。






退院してきたあの日、


友人夫婦に助けてもらって、家まで車に乗せてもらって帰ってきて、


お礼を兼ねて2人とお昼一緒に食べて、その後も家のことを手伝ってもらって、


(入院したのが夏だったから、


退院してきた11月末、その日のうちに、ストーブ出したり灯油買ったり、


冬用の洋服や布団やらを押し入れから引っ張り出したり、


冷蔵庫内のものなんて全部捨てなきゃならないし、


ものすっごく大変でした。大忙しだった。


だから、それを見越して、


足の悪い私を友人夫婦が手伝ってくれたのです。)




でも、ふたりが帰った後の私の孤独感と言ったら………。


それまでずっと、骨を折ってから4ヶ月半も、私のそばには誰かが必ず居たわけで。


それは隣のベッドの患者さんもそうだし、看護師さんやお医者さんや。


一人目の片想いの彼氏と、もちろんリフジン様も。




だから、ひとりぼっちって、しばらくずっと忘れてて、


いきなりあの日、


あの病院から退院して、


リフジン様と引き離された(?)ことも相まって、


自分の家ではあるけれど、


ひとり、ぽつ~んと、誰もいない空間って、


ほとんど恐怖。違和感以外の何物でもなかったです。





だんだん話が、テーマと離れてきてしまっていますけど。


もう少し、お付き合いくださいね。

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