いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

花火大会はもう要らない

テレビを見ていたら、季節外れの花火の映像が映り、


なつかしくてなつかしくて、ぼろぼろぼろぼろ涙が出てきました。


わりと最近は私、泣き方が静かになってるけど、今日は大声でぎゃぁぎゃあ泣いてしまいました。




私が大好きだったのです、打ち上げ花火。


過去形で書いちゃいます、これから先もう花火を見に行くこともないだろうから。


旦那さんの影響で私が旅行大好きになったように、


私の花火好きの影響で、旦那さんも花火が好きになりました。


だから毎年夏になると、2人でいろんな花火大会を見に行きました。





初夏になると、もう気持ちもワクワクしてくるんですよね。


今年の夏は、どんな楽しい夏になるんだろうって。


地元の花火大会にも何度も何度も行きました。


地元ならではの小さな花火大会で、まだ明るいうちに街に人が集まってくるから、


この田舎町にこんなに人がいたのかと驚いたりしてね。


出店でいろんな食べ物売ってて、それ買って食べるのも楽しいし、


花火が上がるたびに歓声が上がったり、


田舎ならではの本当に楽しい夏の思い出、花火大会でした。




遠方の花火大会も、結構いろんなところに行きました。


名の通った大規模なものに行けば、いつも行く地元の花火大会とは全然規模が違うから、そんな花火大会もまた楽しいものでした。


素敵な音楽に乗せてスターマインとか。見ていて感動して、それこそ涙が出そうになる時もあったなぁ。


人間って不思議なもので、あんまり感動すると、意味なく笑っちゃうんですよね。


ふたりで夜空の打ち上げ花火を見上げながら、感極まって「奇麗だねぇ、奇麗だねぇ」って、最後にヘンに意味なく笑っちゃったりしたものです。




ふたりで見たから、なおさら奇麗だったのだと思います。


ひとりで今また同じ花火を見ても、あの時と同じ感動は決して得られないなと思います。


ふたりで体を寄せ合って、


同じ空を見上げて、同じ花火を見て、


同じことを感じて、


だから、一人で見る花火より、喜びは何十倍にもなるんだろうと思います。



……だから、もう、花火は要らないや。


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