いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

旦那さんの好物

今日の晩御飯のオカズはスクランブルエッグにしようと思って、


ベーコンを探していて、


そしたらなんと、


冷蔵庫の一番奥から、ずいぶん前に賞味期限の切れた薄切りの生ハムを見つけました。




ひえっ。


真空パックだから痛んではいないけど、それにしても…。


前にも同じような記事を書いた覚えがありますが、


うちの旦那さんは生ハムのサラダが好物だったので、


いつも冷蔵庫には生ハムを1パック、ストックしていたのです。



生ハムは一枚一枚はがして、レタスときゅうりの薄切りとカイワレ大根と混ぜ合わせます。


ドレッシングは米酢とオリーブオイルと塩、胡椒のみ。


シンプルかつ簡単な一品ではあったけど、


旦那さんはいつも喜んで食べてくれてました。





それから、玉ねぎのスライスも好きだったなぁ。


スライサーで玉ねぎ薄切りにして、水に浸して辛味を取って、


かつお節と醤油で食べるのが好きでした。


割とあっさり系が好きだったんですよね。


でもラーメンだけは結構、濃厚でギトギトなみそ味が好きでした。






生ハムやラーメンもそうだし、旅行もそうだけど、


彼と出会ってから、私の好みが変わったことって結構たくさんあります。


私、旦那さんと会うまで、生ハムなんてほとんど食べたことなかったし、


ラーメンってトラックの運転手さんが食べるものだと思ってたし(←なんかすごい偏見!)、


旅行は、行けば楽しいけど、休みは家でのんびりしてるほうが好きな人でした。




でも、生ハムもラーメンも美味しいじゃないのよ!


旅行なんて、ついこの間まで、私の最大の趣味になっていました。




だから私、彼と出会わなかったら全然別の人生を送ったのだろうなと思います。


ちょっと極端な言い方をすれば、


人生の楽しさを知ったのって、旦那さんのおかげだったのかもしれません。




旦那さんがいなくなって、また、ひとりの寂しい時間に戻ってしまったけれど、


でも、彼と出会う前とは違うわよ!という自負があります。




旦那さんのおかげで、今の私は、求めれば楽しい事っていっぱいあることを知っています。


旅行だって、彼と一緒の時ほどは楽しくないにしたって、


あちらこちら見たり知ったりして見聞を広めるのは楽しいこと。


なんなら、あっちこっちのラーメンを食べ歩くのも楽しいかもしれません。




…問題はやる気。


今のところ、そこがネックとなっていますが、


天国で旦那さんが見てて、


いつか、良い時期になったら、


なにかのチャンスをパッと与えてくれるかもしれません。

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