PCR検査
唐突ですが、
実は今日、生まれて初めてPCR検査というものを受けました。
昨夕から割と辛いのどの痛みがあり、風邪ひいたかなぁと思っていたのですが、
え? もしかしてコロナ?
ゴールデンウィーク中にどこにも出かけなかったわけじゃないし、
いくら居宅と言ったって、老人介護の職場に勤める身としては、
一応やっぱり調べたほうが良いのかもしれないな。
私が原因でもしクラスター…なんてことになったら洒落にならないし。
今朝、意を決して、まずは保健所に電話をしたのですが、
そろそろまた感染者が増えてきているからなのか、
少なくとも私の住む市では、検査キットが足りていないんだそうです。
検査をやってくれる病院やクリニックをいくつか教えてもらい、
電話をして聞いてみて、
やっと4軒目で、検査をしてくれる病院を見つけました。
しかも混雑しているから、検査申し込みは10時までしか受け付けません、と言われて、
あわてて家を出ました。
救急入口から入ると、検査を待っている人が7~8人いて、
なかには、ゴホゴホと頻繁に咳をしている人もいました。
観光地よりなにより、一番感染リスクが高い場所なわけで、
移ったら怖いから、すみっこのほうで、名前を呼ばれるのを立って待っていました。
そして、氏名や症状の聞き取りがあった後に携帯電話の番号も聞かれて、
しばらく自分のクルマの中で待機して、検査の順番を待ちました。
今日検査に行った病院が、旦那さんが息を引き取った病院ではなくて何よりでした。
救急入口の前にある駐車場にクルマを停めて、呼ばれる順番を待っているわけなので、
救急車が入ってくるのが見えました。
運ばれてきた患者さんは、ちょうど年格好が旦那さんと同じくらいの人だったし、
何よりきっと、入ってきた救急車は、
地理的に、たぶん旦那さんを運んだ救急車と同じだと思うのです。
あの時は、私も同乗して病院まで行きましたが、
その時のことを、ついこの間の事のように思い出してしまいました。
PCR検査は、テレビで見たことあったけど、
ほんとに、これでもかというほど、鼻の奥のほうまで棒を突っ込むのね。
「みなさん、痛がるんですよね~、ほほほほ。」と、
検査する女性が、妙な高笑いをしたのが印象に残りました。
クルマの中で結果をしばらく待って、検査結果は陰性でした。
のどの痛み止めの処方箋だけもらって、帰ってきました。
今日はとりあえず体を休めるように、と上司からの指示があったので、
久しぶりで昼寝をして、病気のせいか疲れていたのか、起きたらすっかり暗くなっていました。
これで職場にも胸を張って行けるし、本当に安心です。
だけど、病気じゃないから保険効かないのね。
結構高額なお金を請求され、ちょっとびっくりしましたが、
でも、なかなかできない経験をしたということで、割り切ろうと思っています。