いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ムクみん

今日は一日、家に居ました。


1日じゅう、たまってしまった家事をしていました。


ふとんを乾燥して毛布を仕舞い、タオルケットを出したり、


レンジの後ろが汚れてしまっていたので簡単に掃除したり、アイロン掛けたり。


撮り溜めたビデオをちょこちょこ見ながらですけど、


我ながらよく働いた一日になりました。


でも、疲れてしまって結構クタクタです。




洗面所の下の物入れスペースも、少し掃除しました。


前に、旦那さんが家の掃除用に持って帰って来た、よくわからない液体が入っていて、


以前から気になっていたのです。


どうやら職場で使っていた業務用の薬品(?)らしいのですが、


半透明のプラスチックのボトルに英語のラベルが貼ってあって、(読めないし)、


何に使うものだかよくわからないのですが、


旦那さんの字で、サインペンでラベルに「洗剤」と書いてあるのです。


そんなねぇ、洗剤って書いてあったって、何に使う洗剤だかわからないじゃないのよ。


取っておくのもなんだか怖いし、いつか捨ててしまおうと思ってました。





だけど。


旦那さんの字…、青いサインペンで書かれた「洗剤」という字をまじまじと見て、


捨てるのもったいないな、と思ってしまった。


旦那さんの字、だよ。 捨てたらなくなっちゃうんだよ?



ボトルに貼った紙に書いてあるから、


紙だけを剥がそうかと思ったけど、破れそうだし、


写真に撮ってボトルは捨てようかと思ったけど、


それもなんか、やだし。




結局、出したところに、もう一度仕舞い込んでしまいました。


いつかそのうち、気が向いたら捨てよっと。


こうやって、私の家はどんどんゴミ屋敷化していきます…。





とりあえず一件落着して、ふとベランダを見たら、


ムクドリが一羽、こちらを見てとまっていました。


もっと寒い時だったけど、


旦那さんが、よく、どこかの空き家から摘んできたミカンだのユズだのを、


ムクドリにあげていたのを思い出しました。


隣の部屋の人にはちょっとひんしゅくだったのだけど、


ミカンやユズを乗せる台まで手作りしちゃって、


「ムクみん」なんて名前つけちゃって。




微笑ましい思い出に、「あ~ぁ。」なんてため息をついたら、


ムクドリは飛んで行っちゃいました。


今日ベランダにとまってたムクドリは「ムクみん」ではないんでしょうけど、


なんだかちょっと涙が出ました。

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