いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

散りぎわの桜

昨日、有志の会の帰りに初めて "ワークマン女子" に寄ってみました。


なかなか、割と私が好きな感じの洋服とか売っていて、結構気に入りました。


そして、いろいろ物色した末に、キャップを一つ購入しました。


ハットじゃなくキャップ。 きっと生まれて初めての自分用キャップです。


ウォーキングするときに、ちょっとお洒落で日焼け防止にもなるし、よさそうだな、なんて。


それにすごく安いんだ。税込み980円だって。わお。




でも、ひとつ忘れてたの。 それを見るたび、旦那さんを思い出すことを。





旦那さんはキャップが大好きでいくつも持っていたし、外出時は対外被って出かけていたんですが、


だから、見るたびに思い出しちゃう。


昨日、買って帰ってから、型崩れしないようにフックを使って壁に掛けることにしたんだけど、


脇を通る度に、あ…、と思うし、


一度なんか、「あぁ帰って来てくれたんだ」なんて思った。




もうすぐ4年になるのに、さっぱり慣れないなぁ…なんて思います。






昨日、有志の会には、ウォーキングをしてから出かけたんだけど、


その時にスマホを持っていたので、何枚か写真を撮りました。


家の近く、いつものウオーキングのコースは公園の脇を通るのだけど、


そこにもたくさんのソメイヨシノの木があるのです。




やっぱり桜の花って奇麗ですよね。


この花を嫌いな日本人っていない気がするけどさ。


枝にはもこもこにたくさんの花が咲き誇っていて、重くてしなってしまうほど。


その花たちが、本当に一週間ほどの命なんだから、


移ろい易い私たちの気持ちを、一つ一つの花びらがまるで暗示をしているようで、


それもまた桜が日本人に好まれる理由の一つなのでしょう。






昨日と同じコースを今日も歩いたのですが、


だいぶ花弁が散ってしまった状態でした。


今日はスマホ持ってなかったから下の写真は昨日のだけど、


今日は路面一面に花弁が散っている状態で、


あと数日で、葉桜かなぁ、なんて思います。


桜も散りぎわ。


見ているほうも散りぎわです。


花は散りぎわが一番美しいなんて言うけれど。




この団地に引っ越して来たのは2019年の8月で、


旦那さんが亡くなったのは翌年の6月なので、


あの人は、この桜をたった一度しか、観ることはなかったわけです。



そしてそれから私は、一人でここの桜を4度眺めた。


時間って、そうやって生きている者にだけ過ぎて行く。






基本、私は平日は仕事から帰ってきてからウォーキングをすることにしています。


公園は夜、治安のためにライティングをしてくれているので、


ここのところ毎晩、素敵な夜桜が楽しめました。








ところで私は、


あと何年、この夜桜を眺めることができるんだろう。


私の時間が止まってしまうのは、いつのことになるのかしら。

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