勇気を出してムシをやっつけました。
普通あんまりムシを好きな人はいないのでしょうけれど、
私もムシは苦手です。
だから以前は、ムシがいたら100%旦那さんの出番で、
私は、旦那さんがムシを退治するのを後ろで見ている人でした。
でも、旦那さんがいなくなっても、ムシはいます。当たり前だけど。
旦那さんがいなくなった我が家に、私がその存在を絶対許せないムシが出たのは、今のところ2回あります。
一度目はまだ夏のころ、
まだ私が、旦那さんがいないことに全然慣れていない7月ぐらいに、大きな大きな「ゴ」のつくムシがでました。
しかもキッチンの流しにいて、私は大発狂です。
旦那さんにまかせっきりだったから、私は殺虫剤のある場所さえわからず、
ドタバタしながら近くにあった窓ガラス掃除用のスプレーを手に取って、思いっきりぶっ掛けて周りじゅうを泡だらけにして、なんとか退治しました。
2度目は実は今日でした。
家に帰ってきてふと壁を見たら、細いけど長くて7~8センチくらいあるムカデが壁をうにょうにょ歩いているのです。
(よくムシのいる家だなぁと思わないでください!
1年以上ここに住んで、「ゴ」もムカデも遭遇は初めてです。)
壁に殺虫剤を巻いたら、そのまま落ちて下の隙間に入り込んで回収不能だな、と思い、発狂しながらどうしようか考えました。
棒の先にガムテープを張り付けて、うにょうにょをくっつけて、そのまま運んで外に出しちゃおうと思いました。
発狂しながらですけど、ボール紙を出してきて、そこにガムテープをくっつく面を表にして巻きつけて、
ベタッ!
と、うにょうにょをくっつけたら、くっつきました。大成功です。
なるべく見ないようにしながら、そのまんま恐る恐る落ちないように玄関まで運び、
玄関から外に出てから、
ごめんなさい! エイッ!
……やればできるんだなぁと、自分に感心しました。
だけど、ちゃんとくっついて、くっついたまんま移動しても取れないなんて、
工作の出来栄え的には奇跡でした。
やっぱり旦那さんがちゃんと見てて、ちょっと手を貸してくれたらしいです。
こうやってだんだんに、旦那さんのいない生活に慣れていくんだなぁと実感しています。
旦那さんがいなくてもできることが少しずつ増えて、
できないことはできないけれど、だんだんそれに慣れていき、
旦那さんのいないことが、いつか「普通」になるのかな、…と。
それはそれでとても寂しい未来です。