いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

これからのこと

ずっと前から顔見知りではあったのだけど、


旦那さんとお付き合いし、一緒に暮らすようになったのは12年前です。


長くもないけど決して短くもない時間を一緒に過ごしてきました。




そして。


その旦那さんを失い、これから私に残された…たぶん長い長い時間を


どうやって過ごしていったらよいのか、まったく見当もつかない今。


ひとりぼっちの未来には希望など微塵もなく、真暗な闇が広がるばかりです。




これから先も心は満たされず暗い気持ちのまま、この暗闇は長く続きそうな気配です。


苦しい悲しい気持ちがずっとこの先もまだまだ続くとしたら、


私は、何を頼りに、何を目標に、生きていけばよいのでしょうか。


なんだか目の前に白雲が立ち込めて、ぼんやりとしてしまって、


ただ死ねないから生きている…というような状態になってしまっていて………。




でも、思い出したことがあります。


旦那さんとお付き合いする以前の生活を、今朝ふと思い出しました。




当時一人暮らしで、別に他にお付き合いしている人もなし、


でも、それなりに一人の生活を楽しんでいた自分を思い出しました。


例えば、別に食べてくれる人がいるわけじゃないのに、


ちょっと凝って、戴いたカモ肉で母の故郷の仙台風お雑煮を作ってみたり、


身欠きニシンをとぎ汁で戻してじゃがいもと炊いてみたり。


今なんかもう、毎日買ったお弁当と社食で生きているんですから、


全然、想像がつかない生活ではありますが、


でも私、昔はひとりの生活を、それなりに少しは楽しんでいたみたいです。





旦那さんとの暮らしが始まる以前、生活を楽しもうとしていた自分を思い出したら、


少しですけど勇気が沸きました。


もしかしたら戻れるかも。


あの時と同じように…とまではいかなくっても、


ひとりぼっちでも、とりあえずちょっとは前向きに生きていくことができるようになるかもしれません。

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