8回目の月命日
8回目の月命日です。
……あの日から、8ヶ月経ちました。
何とも言えない気持ちです。
あの日、朝6時前に電話連絡が来てからの私の一日は、
まるで映画のようで、
今でも、ほんの数日前のことのようにはっきりと覚えています。
よくも、あの時期を、とりあえず無事に超えてきたものだと思います。
” 無事 ” …と言っても、かなり危うい ” 無事 ” で、
あの日からしばらくは、
ほとんどメンヘラ的に一点見つめながら過活動期に入ってました。
あの頃に比べれば、
今も辛いし、思い出してはよく泣くけれど、
でも、感情というか心境というか、それだけを考えれば、
かなり楽…というよりも、
かなりシンプルになったような気がします。
亡くなった当初の私の気持ちは、
ものすごく、ぐちゃぐちゃ
してました。
右も左も、上も下も、過去も未来も、
あることないこと、全部ぐちゃぐちゃで、
何をどうしたら、今の気持ちがもとに戻るのかがさっぱりわからなくなってました。
気持ちが混乱して、
自分がいま何を感じているのか、
悲しいのか悔しいのか寂しいのか辛いのか、あるいは怒りなのかも、全然わからなくて、
涙も出て来やしない。
脳みそ固まっちゃって何にも考えられないし、
口半開きに明けて、一点見つめて、
ぼーっと、何時間も動かずに座ってました。
あのころの混乱に比べたら、
今の私の気持ちはずいぶんシンプルになりました。
悲しいし、不安もあるし、寂しいし、腹も立つけど、
とりあえず今は、自分が何を感じているかがわかるもの。
亡くなってからしばらくの、あの異次元のような時間だけは、
もう絶対に経験したくない思いですが、
でも、あの時間を超えられたから、ちょっとは強くなったわよ…と、
少し、自負の思いがあったりしています。