いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

二度と会えない

狂った調子のまま東京に行って、


狂った調子のそのまんまで戻って来ました。


でも出かけるのがあと1週間遅ければ、桜の満開と重なっていたのかも。


それを思うと、ちょっと残念です。


確実にすごい渋滞に巻き込まれてたでしょうけどね。


今日のところはまだ3分咲き?5分咲きくらいにはなってるのかな。




アタマん中オトコの事ばっかりで(え?)桜の事なんてすっかり忘れていたから、


高速道路を降りて隅田川沿い言問橋あたり走っていたら、


人がいっぱいいて夜店も出てて、もうビックリでした。


本当はね、もう少し手前で写真撮ればよかったの。


そしたら人も出てるしお店も出てるし、にぎわってるところが撮れたのに。





でも、この辺りにはとても思い出深いものがあるのです。


時期は違うけど、夏に旦那さんと二人で隅田川の花火を見に来た時に、


ちょうどこの辺りで川沿いに降りて、花火見たんだぁ。


2人でくっ付いて。




あの頃は私も旦那さんに頼りっきりになっていて、おんぶにだっこ状態。


(いえいえ、例えです、例え。)


だから、彼が車をどこに停めたかとか、場所取りはどうしたっけとか、全然覚えてなくて、


今年の夏ひとりで花火を見に来るのは無理だなぁ、なんて考えてました。





この辺りから見ると、花火は確か川上のほうに見えた記憶があり、


夜空もそんなに雲が無くて、煙も溜まらず、花火が本当にきれいに映えていた記憶があります。


帰りがけは確か、クルマのところまで歩いていたら正面にスカイツリーが見えたんだっけ。


そんなことまで覚えているのに、もうあの夏には決して戻れない。




私達って、過去には決して戻れないから、いろんなことを諦めなくちゃなりませんよね。


旦那さんには二度と会えないのは無論の事、


他にもたくさん、たくさん、もう二度と会えない人が居ます。


たぶんきっと、もう二度とリフジン様にも会うことはないんだろうし、


それだけじゃなくて、


例えば、あの人も?この人も?


昨年の夏、一緒の病室で過ごした患者さんとか、


前の職場の同僚とか、お世話になった看護師さんとか、予備校の同窓生とか。


もちろん亡くなっちゃった人もいるし、もう、連絡の取りようのない人もいる。


もう60年近く人間やってれば、毎年毎年それなりに連絡の取れない人は増えてくるし、


それはそれでやむを得ない事なのかもしれないけれど。


でも、思えば寂しいし、なんだか心臓のところがキュンとなります。


あの人、今頃どうしてるんだろうな、とかさ。


出会いって交差点のようで、一点で交わってその後は交わることのない場合がほとんどかもしれません。


ずっと交流のあり続ける人のほうが、とても少ないはず。


だから一期一会というんだね。


決してそんな事、望んでいるわけでもないのに。



今後人との出会いはなぁなぁにせず、一期一会とわきまえて大事にしていきたいものです。





さてさて。 美術館ですが。


今日、ふたつの美術館に行ったのですが、


1か所はとても感動し、もう1か所はそれなりでした。


今回は、それなりのほうが主目的で行ったんですけどね。


だけど、もしそれなりのほうが無かったら、絶対もう一か所には行かなかったはずなので、結局行けて良かったです。


このお話はまた後日、お話しさせてくださいね。


疲れたので寝ます~。

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