いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

遺影に手を合わせ

今日はずいぶん寒かったよ。


でも、雨戸は閉めたしストーブを炊いていたから、部屋は暖かいよ。


あなたがいなくなっちゃって、


私、灯油をガソリンスタンドから買ってきたり、


その灯油をストーブに入れたり、


雨戸を閉めたり、


今までしなかったことを、いろいろするようになったんだよ。


一緒に暮らす前は、冬もエアコン使ってたんだけど、


石油ストーブをしばらく使って、もうエアコンに戻る気にはなれなくてさ。


でも、足が悪いから灯油は重くて、自分で運べるなんて思ってなかったよ。


今までは力仕事は、あなたが全部やってくれてたものね。


ありがとね。





だけどあなたが死んじゃって、


ひとりでやらなきゃならなくなって、


いろいろ考えた末にピンク色の可愛い小さな台車を1台買ったのね。


(今ってネットで探せばほんとに何でも見つかるもんだね。)




使ってみたら、灯油缶なんてわりと簡単に運べちゃうんだよ。


やりゃできるじゃんって自分でもびっくりだよ。




意外とそんなものかもしれないね。


最近は、ミシンで縫物したり、ブログ書いたりビデオ見たり、


割と時間が過ごせるの。


もちろん、あなたが生きていたころ


一緒に過ごした楽しい時間とは比べ物にならないけど、


でも、そんなものかもしれない、ひとりで生きるって。





皆で集まるときには


私、あなたがいつも座っていた席に座ることにしたよ。


あなたの席が空席だと、それを見るたびに寂しくなるけど、


その席に私が座っちゃったら、全然悲しくならないんだ。


ちょっとしたことで、割と乗り切れるものなのかもね。


これからも、こんな感じで生きていけるかもしれないよ。

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