いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

もうすぐ9ヶ月が経ちます

倒れて救急車で運ばれたのが昨年の6月1日でしたので、


もうすぐ9ヶ月が経ちます。


まだまだついこの間まで、彼はこの部屋にいたし、


テレビの前にいつも陣取って、くつろいでいました。


ちょっと上目遣いにテレビを見たり、夕飯をもぐもぐ食べてる姿など、


思い返せば、本当についさっきまで、ここにいたような気さえします。




知ったのは亡くなった後でしたが、脳梗塞の前兆で背中が痛むため、


亡くなる前は毎晩のように、背中に湿布薬を貼ってあげてたっけ。


お風呂上りに湿布薬を4枚持ってきて、


背骨の右側に縦2枚、左側に縦2枚、


「そこそこ、もうちょっと上のほう」なんて言って、痛いところを教えてくれたっけな。





倒れる前の晩は、


あまり食欲がなかったのに珍しく「肉、食べたい」なんて言ったから、


スーパーで買ってきた味付きのソテー用豚肉と、


セロリときゅうりのスティックと、インスタントスープで済ませちゃった。


最後の晩餐、もう少し手作り感のある晩ご飯を食べさせてあげたかったと思います。


それでも結構たくさん食べてくれて、


2人でお風呂に入って、残り湯で洗濯をして、


洗濯物を干すのはいつも旦那さんの係だったのだけど、しんどそうだったから手伝って、


「2人で干すと早いねぇ」「うん、俺もそう思った」なんて話をしたのを覚えています。


確か私、「これからも2人で干そうね」なんて言ったかもしれません。


だけど、もう絶対に、洗濯物を仲良く2人で干すことはありませんでした。




あれからもうすぐ9ヶ月。


さっき、ぼんやりしてて


「あんたもあっちの暮らし、慣れたころかしら?」なんてふと思って、


ニヤリと苦笑してしまいました。




「また一緒に暮らすんだもん。」と思います。


あれだけお互い大好きだったんだから、


一緒にいてとても自然だったんだから、


このままずっと会えない、もう二度と会えないなんて、そんなバカな話ないもの。




いつか絶対また会えるはずで、


あの世できっと、今ごろ、首長くして待ってるはずだよ。


だからいいの、寂しくなんかない。


私の「その日」まで、私は元気に生きていきます。

×

非ログインユーザーとして返信する