いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

惚れた理由(2)

ここ1週間くらい、歳のせいか腰痛が病みます。


ギックリ腰まではいかないけれど、


動く度に「アタタタタッ!」と思わず声が出ます。


職場では見かねた同僚が手伝ってくれたりするけど、


家では私は全くのひとりぼっち。誰も手伝ってくれません。




旦那さん生きてた頃だったら、絶対手伝ってくれてたよなぁと思います。


それでなくとも、いつも、足の悪い私に気を使っていてくれました。


突然ですが、私が旦那さんに惚れた理由(2)をお話ししたいと思います。


ちなみに惚れた理由(1)は、以下をご覧くださいませです。



私は足が少し悪く、とりあえず身体障害者手帳を持っています。


まぁ手帳と言っても4級ですから、大した重い障害ではありません。


歩くときは杖を使う必要があるのですが、


杖はあっても、例えば坂道であるとか、階段であるとか、


誰かの介添えが必要な場合があります。


そして、そういう時の旦那さんの介添えが、


本当に痒いところに手が届くとはまさにこのこと…というような、


見事な介添えをするのです。





ちょっと勝手な話をすれば、


介添えの仕方って本当に人それぞれです。


こんなことを言っては罰が当たりそうですが、


たまに見受けられるのが、


私の行きたい方向ではなく、自分が行かせたい方向に介添えをする人。


それから、優しさを押し付けるというか、


「それってもしかして自己満?」というような介添えをする人。


「アタシそのくらいできるってば!」と言うような介添えをする人ってたまにいて、


感謝しこそすれ…の方に対して、本当に申し訳ないのですけれど、


私は正直自尊心が傷つくし、「うざ。」と腹を立ててしまいます。





私が旦那さんに惚れた理由の一つは、まさにそういうところでした。


旦那さんは、私が自分でできることは決して手伝ってくれないのです。


私が少しくらいのろのろやっていたって、


自分でできることなら、旦那さんは決して手を出さない。


だけど、困っている時、助けてほしい時、


ちゃんと見てて、パッと手を出して助けてくれるのです。


まぁもちろん、長く一緒に暮らしてるんだから、


私が困るのはどんなときか、百も承知なのでしょうけど、


でも、だんなさんのそういうところは付き合い始めた頃からと言うか、


なんか多分、人との関わり方のバランスみたいなものを、


たぶん生まれつき?持っているみたいな人でした。





腰痛はかなり病み、


コルセットは便秘を呼ぶため敬遠しているので(笑)、


とうとう旦那さんが生前使っていた湿布薬を貼ることにしました。


実は旦那さんのは腰痛じゃなくて、梗塞の前兆である背中の痛みなのでしたが、


本人はすっかり腰痛だと思い込み、


毎日毎日、私に頼んで湿布薬を背中に貼っていました。




その湿布薬。


ちょっと複雑な気持ちで使ったけれど、


そして、ひとりで貼るから、なんだか随分左右非対称に貼ってしまったのだけど、


夜まで貼ったらすこ~し楽になりました。


旦那さんに、ありがとうです。

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