いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

帰り道

今日は仕事帰り、18時30分予約の歯医者さんに寄りました。




旦那さんは、歯医者さんにはマメに通う人で、


いつもきちんと手入れをしていたのですが、


私はそこらへんがのん気というか、めんどうくさがり屋というか、


痛い時しか歯医者は行かない主義なので、ちょっとダメな患者です。




この間、本当に久しぶりに歯医者さんに行きました。


そしたら先生に、


「しばらく歯医者に行ってなかったでしょ。


歯石取ったりお手入れするから、少しゆっくり治療しましょうねー。」と言われ、


ここのところ定期的に通うことになってしまっております。




この歯医者さんは職場からすぐのところにあるのですが、


帰りは、いつもと違う道を通ることになります。


その道は国道なのですが、道沿いには、たくさんお店が並んでいて、


帰りながら、ついついわき見をして、


「あの店にも旦那さんと食べに行ったなぁ」とか、


「あのホームセンターにも一緒によく来たなぁ」とか、


いろんな思い出がよみがえります。




旦那さんも外で食べるのが好きな人だったし、


私も家事がサボれるので(?)、結構ふたり連れだって外食はしたものです。


だから、今日のその道を通るたびに、


あっちにも、こっちにも、一緒に来たことのあるお店ばかりで、


この道路を通るのは、いまだに少し、抵抗があります。




もっと抵抗があるのは、


実はこの道が、旦那さんが亡くなった病院のそばを通るから…です。


亡くなった総合病院はちょっと高台になっている場所にあり、


道路をすぐ下に見下ろす場所に建っています。


その病院の6階の脳卒中集中治療室で、旦那さんは亡くなりました。


だから、その道を通って病院を見上げるたびに、6階のその場所を探すのです。


そして、泣く。 思い出して。 必ず。




今日は帰り道、途中から海側に折れて病院の脇を通るのを回避しました。


辛い気持ちになりたくないから、です。


辛い気持ちを避けるのは、旦那さんに申し訳ないような気もするけれど、


だけどやむをえない事だなぁと、最近だんだん割り切るようになってきています。


いいのか悪いのか、わかんないけど。

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