いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

11ヶ月経ちました。

11ヶ月前のあの朝、5時半ころだったか、


病院から電話があって、亡くなったことを知りました。


でも、なんだかびっくりしたのを覚えています。


お医者様に予後は良くない…と言われていたのだけど、


まさか、現実に、旦那さんが死ぬなんて。


そんなことが起こるなんて、信じられなかった。


つい2日前まで、普通に楽しくふたりで暮らしてたのに?


彼の声や笑顔や匂いや触感は、ついちょっと前まですぐそこにあったのに?


なんでなんでなんで。


何が起こったの?


もう、会えないの?


二度と?





病院から電話を受け、


そこからバタバタと病院に行き、旦那さんの姿を見ました。


その時、最後のキスをしたけど、旦那さんの唇はまだ暖かくやわらかだった。


そして、こんな表情ができたのか…と思うほど、


うっすら微笑んで、子どものような無垢な表情をしていました。




……………。


……………。


今、11ヶ月経って、


「ついこの間まで一緒に暮らしてた…」という感じが、


少しずつ遠のいてしまっています。


彼と一緒に暮らす前の、一人暮らしに戻ったわけで、


それはそれで馴染みのある暮らしです。



だけど、そのころの私とは確実に違うことがひとつあります。


それは、こころが空っぽだということです。


胸に空いてしまった大きな空洞を、私は埋める術を知りません。


この空洞を抱えたまま、私はこの先ずっと生きていくことになるのだと思います。





今日は休みだったのですが、今朝は割と早起きをして、午前中のうちに外出し、


お供えするお菓子や花束を買い求め、


それから、花瓶を一つ新調しました。




お供えするお菓子はいつも、旦那さんが好きだったケーキです。


ケーキが好きだった…というよりは、


私と一緒に食べるために、時々ケーキを買ってくる人でした。


自分が好きだったからなのか、


女子供はケーキが好きだと思い込んでいたからなのかはわからないけど、


旦那さんはよくケーキを買ってきて、


2人そろってよく一緒に食べたものです。




今回はスーパーではなくケーキ屋さんに行ったのですが、


なんと、旦那さんの好物だったモンブランには、


いきなり、こいのぼりが泳いでいました。


なんだか田舎くさい感はあるけど、ちょっと微笑ましいので写真アップします。




去年の今ごろは、まだ、生きてたのにね。


去年は旦那さんも、こいのぼり、どこかで見たろうに。


そんなこと思うと、すぐに涙が出てきます。




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