いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

パソコンさんとお別れデス

実は今日で、このパソコンさんとお別れです。


もう昨日すでに、新しいパソコンを購入してきていて、


自分じゃ初期設定ができないため、


明日、パソコン屋さん(?)が来て、使えるようにしてくれることになっています。




今のパソコンは震災前から使っているのですが、


だけど、いつから使い始めたかを調べるのをためらっています。


メールの受信・送信トレイ等を見れば、いつからかはわかるはずだけど、


それが、旦那さんと暮らしていた時期の思い出と重なってしまうため、


なんか二の足踏むんですよね。


静かに眠っている思い出をわざわざ掘り起こすのはイヤ…みたいな感じです。


私、そういうところはまだまだ抜けてません。




震災前…だから、少なくとも12~3年は使った計算です。


旦那さんと一緒に、同じ機種を買ったのです。


震災の日、家に帰ってみたら、旦那さんのパソコンを置いていた棚が斜めに傾いていて、


もう少しで床に落っこちるところで止まっていました。




だけど旦那さんはもともとパソコンやらない人だったんですよね。


結局ほとんど使わずに、甥っ子さんにあげてしまいました。


じゃあ最初っから買うなっつーの、と当時は思ったけれど、


今から考えてみれば、たぶん彼には憧れみたいなものがあったのだと思います。


ネット社会について行かなきゃ…なんて。


あ、だけど、彼の名誉のために言っておけば、


その後、スマホでは地図検索とか普通に使ってました。


要するにパソコンは、多分キーボードに拒否反応が出たらしいです。笑。






………。


昨日、今日あたりは、結構サクサク動くんですよ、このパソコンさん。


多分、最後の奉公…と思ってくれてるのか。


だけど日によっては、文字入力も、ぶん投げたくなるくらいトロトロしか動いてくれなかったり、


zoomの起動も遅くて、頻繁にミーティングの時間に間に合わなくなったりしてました。




ずっと前ですが、


そろそろ買い替えを考えて量販店に行ったとき、


店員さんに「最近のパソコンは早いですよ~。サクサク動くから感動しますよ」と言われ、


また、私自身も職場の(安物の)パソコンが神様に思えてしまう時があり、


2月頃から関っていた企画が少し落ち着いたところで、


それじゃぁ、今でしょ、と決心を固めたのでした。







こうやって我が家には、旦那さんの知らないものたちがどんどん増えていきます。


電化製品だけにしたって、


あの人が亡くなってから、


コーヒーメーカー買ったし、冷蔵庫は故障で買い替えたし、


今度のパソコンで、これで3つ目です。


要するに、それだけ時間が経ってるのよね。もうすぐ3年ですもん。




旦那さんが亡くなってからの習慣で、


この家に居た品物を捨てる時、「ありがとね」ということにしています。


古くなった靴下とかタオルとか捨てる時でも「ありがとね」。


古いパソコンさんは破棄する予定はないけれど、


(しばらく押し入れに入れておくことになるのかなぁ。)


でもとりあえず、ありがとね。パソコンさん。


今まで、このブログへの投稿も含めていろいろ手伝ってくれて、本当にありがとう。


悲しみをこのブログに吐き出すときも、


少しずつ元気を取り戻して、いろんな活動に参加するときも、


一緒に時間を過ごしてくれて、本当にありがとう。


私が、旦那さんの死から立ち直れたのは、


あなたのお陰でもあるんだよ。

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