慣れと諦め
今日は日曜なので、一日、家から出ませんでした。
一日家から一歩も出なくても、
もう今は、「おかしくなりそう」なんて思った試しはありません。
旦那さんが亡くなってしばらくの間は、
家にずっと一人でいるとおかしくなりそうだから、休みの日でも一度は外に出ると決めていたり、
一度外に出たって、結局は思い出して寂しくて、落ち込んでしまったり、
そんなことが、かつてあったなんて、なんだか嘘みたいです。
でも、旦那さんが居ないことが平気になったわけではないんです。
ただ、慣れただけ。 諦めただけ。
今日だって、「あの頃は楽しかったよねぇ~、ねえ、旦那さん?」と、
何回か、ひとり言を言いました。
寂しいですよ、そりゃあ。
一日、何度も思い出しますよ、二人で楽しかった頃のこと。
だけど、しょうがないじゃないですか。
誰かとまたお付き合いする、結婚する…などということは全く考えていないので。
これでもし私が、若かったり美人さんだったらわかりませんけど、ねぇ?
でもまぁ、仮にそうだったとしたって、
旦那さん以上に、マッチング(?)する人ってあり得ないので、
今は一人がベストなんです、私。
そして、こういう寂しさを味わっている中年、壮年の人って、
きっと私の想像以上に多いんだろうなと思います。