今日、仕事をしていて、

自宅アパートのすぐ近くに、

私の働く場所と同じ業種の施設があることを初めて知りました。

簡単に言えば、

市内の同業者の住所録を見ていて、

アパートのすぐそばに、ディサービスの施設があることを初めて知ったのです。

びっくりして、

そのとたんに、

「わぁ、驚いた！　帰ったらさっそく旦那さんに教えなきゃ！」

と、思いました。

そして、ほんとにそのすぐあとに、勘違いに気が付いてハッとしたのですが、

同時にショックと寂しさで、その場にうずくまりたくなりました。

ほかの死別者さんのブログを拝見していると、珍しい事ではないらしいのですが、

私はほとんど経験がなかったです。

「生きているという勘違い」。

それでも今までに一度だけ、

朝、起きた瞬間に、隣に旦那さんが居ないことを「？」と思ったことがありましたけど、

あとはあまり記憶にないです。

私ってどちらかというと、いつもぼんやりしているほうなのだけど、

そこだけははっきりしているというか、

朝起きた時から、夜、寝るまで、

「旦那さんは死んだから、もう絶対に会えないのだ」

ということが、ビタッと頭に張り付いているらしく、

これについてだけは、ぼんやりしていて勘違い…とかいうことが、

ほぼほぼなかった人なのです。

なのに今日、

「帰ったら旦那さんに教えなきゃ」なんて思ってしまって、

本当に驚きました。

そしてその後、

「あぁ、もう居ないんだった」と思った時の、寂しさたるや。

私がこの種類の勘違いを滅多にしない人間だったことに、感謝です。

もうこんな気持ちになるの、二度と嫌だ。