不思議なこと(2)
去年の昨日は、旦那さんが倒れた日。
去年の明日は、旦那さんが亡くなった日。
間に挟まれた今日だけ、仕事が休みでした。
昨日も明日も仕事だから、あまりいろいろ考え込まないで済みます。
これも旦那さんからの贈り物なのかもしれません。
今日はとりあえずビデオを見たりして、のんびりのんびり過ごしてました。
本当は新しいエプロンの布断ちをやろうと思ってたのですが、
布断ちって結構私は緊張するので、今日は中止しました。
あんまり余計なストレスは、今は感じたくありません。
のんびりのんびり、無理せずに、やり過ごそうと思っています。
友人から、励ましのラインをもらいました。
ありがたい話です。
また、旦那さんの友人に「とうとう1年経ちますね」とメールしたら、
「1年経って、俺もだんだん気にならなくなってきてます」と返事がきました。
逆に、1年間も旦那さんを心に留めてくれていたのか…と感謝です。
本当に旦那さんは幸せ者だと羨ましくなりました。
夕方からは、旦那さんが生きている頃から度々催している
ある会合があったのですが、
ここでまた、不思議なことがありました。
その会合はまさしく手造りのもので、
市の施設を借りて度々行っているものなのですが、
手造りらしく、入り口には旦那さんの作ったお手製の看板が、
いつもぶら下がっていました。
でもある時、旦那さんが亡くなってすぐの頃でしたが、
その看板を毎回持ち帰ってくれていた参加者が、
疎遠になって、半ば音信不通になってしまったのです。
看板のことはずっと心にあったのですが、
わざわざそのために出席することをお願いするのも気が引けて、
私は、その看板が手元に戻ってくることをほとんど諦めていました。
だけど今日、しばらくぶりにその人が会合に出席してくれて、
私の手元に看板が、無事に戻ってきたのでした。
ほとんど1年ぶりに。
命日の前日に。
やっぱりちょっと、不思議なことのように感じてしまっています。
旦那さんが、「俺は居るんだよ! お前を見てるんだよ!」と教えてくれてるのか。
「がんばれよ!ひとりじゃないぞ!」と応援してくれてるのか。
どちらにしろ、素直にその言葉を受け取って、前に進もうと思います。