憑依
恋愛ドラマ「あのキス」のラストシーン、別れの場面を見ていて
もらい泣きをしてしまいました。
もらい泣き?
正確に言えば、共感の涙です。
共感といっても、ドラマの中の話ではありますが、
好き合っている者同士が死別する話だったため、
ついつい、いつの間にか自分と旦那さんのことに置き換えて見ていて、
目が腫れるほど泣きました。
死んだ人が愛する人に会いたくて、
まだ生きている人に憑依して会いに来るというストーリーです。
私だったら、いくら旦那さんが憑依していると知ったって、
どこかのおばさんと恋愛関係に陥るなんて、ちょっと無理がありますけどね。
だけど、すごく親しい友達にはなりたいかもしれません。
冗談を言って笑ったり、
「あなただったら、どう考える?」なんて、相談相手にしたりして。
もしかしたら旦那さんとは、
特に男女の関係でなくたって良かったのかもしれないです。
ウマが合って一緒に居て楽しい旦那さんという人がいて、
その人と時間を過ごしていけたらそれでよかったのかもしれないです。
たぶん、気が合う仲間というか、無二の親友という設定でも、
彼となら、一緒に楽しい時間が過ごせた気がします。
でも、どうであれ、もう絶対に旦那さんは戻ってこないけど、
これからも、私は一人で生きていかなければなりません。
ドラマの中にもそうだったですが、
人知を超えた現象って必ず身近にあるはずで、
きっとまたどこかで再開できると信じています。
必ず待っててくれてるから、
私を忘れないうちに、そばに行かなきゃと思っています。