いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

1年前

昨年の今ごろって、私はど んな気持ちで居たのだろう。


旦那さんが亡くなって2週間って、どんな気持ちだったんだろう。


あまりよく思い出せないのです。


だけどあの頃、


レースのカーテンで遮断されてしまって、外が見えないのが寂しくて、


昼間は家じゅうのカーテンは全部開けて、外から丸見え状態にしていました。


無音の状態に耐えられなくて、お風呂に入っている時でもテレビをつけっぱなしにしてました。


(これは今でも続いていて、テレビは帰って来てから寝るまでずっとつけっぱなしです)。


寂しくて悲しくて泣いてばかりいたし、


あちらこちらに電話をかけて、誰かの声をいつでも聞いていたいような、


慣れない一人ぽっちの生活が、ほんとに寂しかったんだと思います。


ともかく寂しくて悲しくて苦しくて、どうしようもありませんでした。


長い間ずっと一緒に生活していたのに、


ある日を境に、急にひとりぼっちなのだから、


まるっきり崖から突き落とされたようでした。




でもその寂しさは、いまだに続いていて、


今日あたり、久しぶりでしたが、帰りの車の中でギャンギャン泣きわめきました。


仕事が平穏無事に終わると、不思議なもので、旦那さんが恋しくなるのです。


仕事が何かトラブったりしていると、帰り道もそのことばかり考えるから、


旦那さんに会いたくって泣くなんてほとんどないのに、


本当におかしなものだと思います。




今日はクルマの中で、誰も聞いていないから大声で旦那さんに呼びかけました。


「なんで逝っちゃったのよ。なんで私を置いてっちゃったのよ」。


「もっと一緒に居たかったよ。楽しい時間を一緒に過ごしたかったよ」。


「どうしてひとりで逝っちゃったの。私も一緒にいきたかったよ」。


だけど、旦那さんも決して、


私を置いてきぼりにしたくて先に逝っちゃったわけではありません。


答えようもない問いを私に出されて、


寂しそうな、困ったような顔をしている旦那さんが目に浮かびます。


そうすると、言っているうちに私もだんだん申し訳なくなってきて、


「しょうがないよね。逝きたくて逝ったんじゃないものね。


もっとずっと一緒に居たいと思ってくれてたんだものね」。


そして、


「私もそのうち行くんだから、浮気しないで待っててよ」というところに、


今日もやっぱり落ち着きました。

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