いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

天国から地獄へ

職場で、隣の席の同僚同士が話をしているのを聞いて、


一瞬固まってしまいました。


同僚二人は、市内にある県営住宅のうわさ話をしていたのです。


「県営なんだけどなかなかお洒落なんだよね、〇〇にある県営住宅」。




あぁ!と思い出しました。


旦那さんと見に行ったことがあったのです、その県営住宅。


今のアパートに引っ越す前の話です。


市内の良さげなアパートを探していた頃だから、2年と少し前でした。


本当にあれ?と思うほど、1軒あたりが広いしちょっと瀟洒な造りになっていて、


ふたりで、ぜひぜひ住みたいという話になりました。



だけど、そんな小洒落た…しかも、県営だから格安で住める?


人気がないわけがなくて、問い合わせてみたら、なんと何年も空き待ちだそうで。


しぶしぶ諦めた記憶があります。




あの頃って、(2年ちょい前だけど)、希望で膨らんでたな。


これからもっともっと、二人で楽しく素敵に生きていくんだって。


本当はその県営住宅も、「何年もかかるらしいけど、とってもステキだし。申し込みだけしておこうか?」なんて話していたくらいです。


2人で明るい未来に向かって歩いて行くんだって思ってました。


きっといつかは離れ離れになる日は来るだろうけど、


そんな悲しい日はずっとずっと先の話だって。


絵にかいたような幸せを、ほんの少しも疑うことはなかったです。



だから、青天の霹靂とはまさにこのこと。


天国から地獄へ。


まさにまさに、あの日、私は一瞬で突き落とされました。

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