いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

「まぁ、いいか。」の暮らし

台風は、やっぱり怖くて、気持ちが落ち着きません。


でもやっと、風が幾分静かになってきました。


前は2人で家に居たから、台風なんて、たいして怖くもなかったけれど、


今はひとりだから、前よりずっと用心深く準備して台風を待っていました。




ベランダの植木鉢は、風で吹き飛ばされないように下におろしたり、


雨戸は全部閉めて、


避難所も確認しました。


以前なら絶対しなかったようなことを、すごくまじめにやっています。


(というか、ちゃんと準備するのが当然なんですけど。)





他の事でも、旦那さんがいたころより、割といろいろきちんとやってます。


…というか、前は2人で協力していた家事を、今は一人でやるのだから、


きちんと家の事をする時間が増えるのは当たり前なんですけどね。


家事以外でも、ヘンな話ですが、


旦那さんがいたころは、疲れて帰って来ると、たまにお風呂をサボることがありました。


そういう時って必ず、


どちらかが「ねぇ。」とニヤニヤしながら切り出して、


「お風呂、今日は疲れてるから、思い切ってサボっちゃおうか!」。


「うん、サボっちゃおう!!」。


もちろん、たまにではありましたが、


そうやって、「まぁ、いいか。」と、二人でお風呂をサボることがありました。


要は、「一緒にお風呂、サボっちゃおうぜ!」という気持ちです。


黄色の信号も大勢で渡れば怖くない…と同じ心理ですかね。(?)。




だから案の定、ひとり暮らしになってからは、


お風呂をサボらなく…というか、サボれなくなりました。


かなり疲れてたって、遅く帰って来たって、


お風呂入らないなんて、ありえなくなっちゃった。


面白いものだと思います。


小さな罪(?)を犯すことが、旦那さんと一緒ならできた…ということでしょうか。




おかしな話をしましたが、


お風呂以外にも、同じような「まぁ、いいか。」が時々あって、


だから、二人で暮らしていた時のほうが、ずっと楽ちんに暮らせてました。


今よりずっとリラックスができていました。


台風だって怖くないし、


おかしなルールで自分を縛ることもなかったし。




あぁあ、懐かしいな。


旦那さんの温かい胸に、抱っこしてもらいたくなりました。

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