いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

なぜここに旦那さんが居ないのだろう?

家でぼんやりしていて、


あれ?と思ってしまう時があります。


なぜここに旦那さんが居ないんだろう?と思ってしまう瞬間があるのです。



例えば、家のお風呂で湯舟が視野に入った時に、


「この湯舟に旦那さんが浸かっているのを見たのは、つい昨日のことのようだ」とか、


リビングで一人で食事をしている時に、


「テーブルのあっち側の椅子に、ついさっきまで腰かけていた気がする」とか。


なぜ、あんなに超リアルな画像が頭に浮かぶのか、よくわからないのだけど、


本当にすごくリアルに旦那さんの姿を思い出せて、


つい昨日までそこに居たような気がするのです。




声もそうです。


本当は、スマホに旦那さんの声が一節だけ録音したものがあるのですが、


(録音した…というより、留守電に声が残っていただけ。)


もちろんその声は、絶対上書き保存されないように大事にしているのですが、


でももう何ヶ月も、悲しいからその声を聞くことができてません。




だけどその割に、つい昨日まで、旦那さんの声を良く聞いていたような気がするのです。


それから、ついでに言えば、


抱っこしてくれた感触や体温も、つい昨日のことのように思い出します。




それなのに、なぜ居ないの?…と思います。


すぐ、見えそうな気がするし、


すぐ、聞こえそうな気がするし、


すぐに触れそうな気がするのに。



こんなに近くにあなたを感じることができるのに、なぜ、もう、絶対に会えないの?


なぜ?


そんなことを思う時、めちゃくちゃ独りであることを感じます。


何をしても、


どうあがいても、


( 咳をしても、)


ひとりです。

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