なぜここに旦那さんが居ないのだろう?
家でぼんやりしていて、
あれ?と思ってしまう時があります。
なぜここに旦那さんが居ないんだろう?と思ってしまう瞬間があるのです。
例えば、家のお風呂で湯舟が視野に入った時に、
「この湯舟に旦那さんが浸かっているのを見たのは、つい昨日のことのようだ」とか、
リビングで一人で食事をしている時に、
「テーブルのあっち側の椅子に、ついさっきまで腰かけていた気がする」とか。
なぜ、あんなに超リアルな画像が頭に浮かぶのか、よくわからないのだけど、
本当にすごくリアルに旦那さんの姿を思い出せて、
つい昨日までそこに居たような気がするのです。
声もそうです。
本当は、スマホに旦那さんの声が一節だけ録音したものがあるのですが、
(録音した…というより、留守電に声が残っていただけ。)
もちろんその声は、絶対上書き保存されないように大事にしているのですが、
でももう何ヶ月も、悲しいからその声を聞くことができてません。
だけどその割に、つい昨日まで、旦那さんの声を良く聞いていたような気がするのです。
それから、ついでに言えば、
抱っこしてくれた感触や体温も、つい昨日のことのように思い出します。
それなのに、なぜ居ないの?…と思います。
すぐ、見えそうな気がするし、
すぐ、聞こえそうな気がするし、
すぐに触れそうな気がするのに。
こんなに近くにあなたを感じることができるのに、なぜ、もう、絶対に会えないの?
なぜ?
そんなことを思う時、めちゃくちゃ独りであることを感じます。
何をしても、
どうあがいても、
( 咳をしても、)
ひとりです。