いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

新しいソーラーライト

ソーラーライトを買い替えました。


前から時々このブログにも書いていた、玄関の入り口先にあるライトです。


引っ越してきたときに旦那さんがどこからか、ソーラーライトを3つ買ってきて、


ブロックをひとつ縦に置いて、3つの穴にひとつずつライトを刺したものを、


玄関にある段差のところに置いてくれていたのでした。




だけど、旦那さんが亡くなってしばらくすると、


ライトは1つ消え、2つ消え、でも最後の一つが生き残っていて、


1年くらいずっとひとつだけで、頑張ってくれてました。


でもここのところ、だんだん光が弱くなっていて、


夕暮れから少しするともう、うっすらしか光らなくなってしまってて、


それを見るたび、


旦那さんの面影が薄らいでしまうようで、寂しくて悲しくていたのです。





そしたら昨日、なんと、別の用事で行った百円均一で、


ソーラーライトを見つけてしまいました。


まさか百均で売っているとは思わなかったのですが、


見つけたのも何かの縁だと、決心して購入しました。




帰って来て比べてみたら、確かに百均は百均で、


旦那さんが買ってきたものとは本当に別物なのですが、


とりあえず今朝から充電して、多分今も玄関先で光っているのだと思います。


百均のチャチなものではありますが、


しっかり光って足元を照らしてくれていて、


それを見ていたら、ふと旦那さんの声が聞こえたような気がしました。


「今までは、俺が足元を照らしてあげていたけど、


これからは自分で買ってきたソーラーライトで、


自分で自分の足元を照らして前に進むんだよ」と。





それがわかっていたから、今までライトを買わなかったのです。


多少足元が暗くなったってかまわないから、


私は、あなたが買ってくれたソーラーライトを使っていたかったです。


いつまでもいつまでもずっと、


私の進む足元を照らしていて欲しかった。


手を差し伸べていて欲しかった。





だけど1年半経ちました。


私はもう、自分の判断で物事を決め、前に進まなければなりません。

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