いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

誰かの心の中に居続けてくれたらいいのにな

存命だった頃に旦那さんもよく出席していたある会合に、今日参加してきました。


旦那さんが亡くなって日が浅いころは、集まる度に必ず、彼を偲ぶ言葉が聞かれました。


だけど1年半経つと、少しずつ変わってしまって、


ここのところ、旦那さんの名前を口に出す人はほとんどいません。




寂しいけれど、やはりそういうものなのだと思います。


少しずつ、少しずつ、皆の記憶から遠のいていく。


それはしかたのないこと。


でもそれは、生前の旦那さんの良い人さとか、存在感とか、人気度とかとは全然関係なくて、


みんな、万人が、亡くなれば、この世から忘れさられていくのですよね。


それが生きる者の性だから。


生きる者はみな、自分が生きることに精一杯だから。





でも実は今日、ちょっと嬉しい事がありました。


会合で、旦那さんの名前を口に出してくれた人がいたからです。


新入りだった「僕」に、参加者が職業とか家族のことなどを根掘り葉掘り聞いたんだって。


そしたら旦那さんが、「こらこら、そんなにいきなり聞くなよ」と、静止してくれたのだそうで。


だから「僕」は居心地よくこの会合に通い続けてる…という話をしてくれました。




うれしかったです。


旦那さんが、「僕」のことを気遣ってくれて。


そしてそれを覚えてくれてる「僕」が居て。


そうやって、いつまでも、誰かの心の中に居続けてくれたらいいのにな、と、


ふと微笑んでいる自分に気が付きました。

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