クリスマスはクルシミマス
一昨年のクリスマスは、まだふたりで過ごしてたのでしたっけ。
あの頃は、本当に楽しかったなぁ。
確か一昨年のクリスマス・イブには、となりの県のイベント会場に
ふたりでイルミネーションを見に行ったのだったと思います。
会場内のレストランでクリスマスのごちそう(?)を食べて、
サンタクロースやトナカイさんの楽しいイルミネーションを見て、
ふたりで散々楽しんでから、
夜遅くに家に帰ってきた記憶があります。
まさかまさか、その半年後に旦那さんが亡くなるなんて、
思いもしませんでした。
本人だって、きっとそうだったと思います。
まさかまさか、ふたりで居たらこんなに楽しいのに、半年後にオレ死んじゃうの?
私と旦那さんはふたりとも、
来年も再来年もそのまた次の年も、ずっとずっと楽しいクリスマスはやってくる…と思ってました。
あの人が居なくなってから、
こんなに辛くて悲しいクリスマスです。
でも、きっと、
この苦しさは、年々緩んでいくのでしょうね。
去年よりは今年がそうであるように、
今年よりは来年、来年よりは再来年、
少しずつ、私のクリスマスは、クルシミマスじゃなくなってゆく。
本当は、それが一番怖くって、悲しくって、寂しいです。
あなたが過去の人になってしまうことが。
「そういえば、昔、あの人がいたっけな。」
いつかそんな日が来てしまうことが一番怖い。
だからいつまでもいつまでも、
クルシミマスのままであってほしいような、そうではないような。
自分自身の気持ちが、今ひとつわからない私です。