いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

寂しい事ふたつ

フライパンを新調しました。


旦那さんが元気だったころから使っていたフライパンでした。


このフライパンで作った料理は、随分彼も食べてくれたので、


思い出深い品物だから、新調するのをずっとためらっていたのですが、


コーティングが剥げすぎて、焦げ付きが半端じゃなくなってしまったので、


寂しいけど、思い切って買い替えることにしました。




でも、フライパンのフタの部分は買い替えず、


前からのをそのまま使えるように、同じ寸法のフライパンを買うことにしました。


なぜかというと、実は、フタは私の大事な宝物だからです。


このフタは、前のアパートに住んでいた時、


旦那さんが、壁に引っかけられるように細工してくれたのです。


細工と言ったって、柄の部分にハンドドリルで穴をあけて、


ビニールタイを輪っかにして通してあるだけだけど、意外と重宝したものです。


(今のアパートに越してからは、フタは壁に引っ掛けないで使っています。)


(だけど大事な思い出だから、ビニールタイは通したままです。)




フタと同じ寸法のを買ったはずだったのだけど、


メーカーが違うからか、測り方が悪かったのか、


家に帰って来て併せてみたら、フライパンがひと回りデカいの。 ムムムです。


だけどやむを得ません。


このまま使うことにします。





フライパンの新調もだけど、もう一つ寂しい事がありました。


フライパンを買ったデパートが、もうすぐ閉店してしまうのです。


旦那さんとも随分一緒に行ったデパートだから、


買い物をしているうちに、なんだか本当に寂しい気持ちになりました。


旦那さんは随分このデパートを気に入っていて、


時々買い物に来ていました。


高級な紳士服とか靴とか、見に行くだけの時も多かったんですけどね。


だけど、私と旦那さんとのデートスポットの一つではあったわけで、


そういう場所がなくなるのは、本当に辛いです。




いつも同じ愚痴ですが、


フライパンもだけど、デパートも、思い出はだんだん消えて行ってしまいます。


そういう時、たまらない気持ちになるけど、


しかたないですよね。


時間って必ず、過去から未来に進んでいくものですもの。

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