思いやる心
旦那さんが亡くなってしばらくの間、
そして、今日もそうなんですが、
他人様のありがたさが身に染みる時があります。
以前のブログにもずいぶん書いたけど、旦那さんが亡くなった時、
私はいろんな人から温かく接していただきました。
旦那さんとの共通の友達だった人には、電話で随分悲しみを聞いてもらいました。
もう一人の友人には、暫くの間、毎日毎日メールのやり取りをして、
まるで血飛沫のようにほとばしる激情を、受け止めてもらいました。
アパートの2階に住んでいる人は、それまで話をしたこともなかったのに、
ある日、タッパーに手作りのお惣菜を入れて、持ってきてくださいました。
「これ食べて、元気出して。」と。
お惣菜を持ってきてくれた方のご主人と、隣の部屋の人と、向かいの部屋の人にも、
声をかけてもらったり、手を貸してもらったりしました。
そして今日も、私の事情を知ったリアルな友人が、
「これ見て、元気出して。」と、ある和尚さんの説教のYouTubeを教えてくれました。
………大愚和尚<愛する人との死別>………
YouTube見ていると、和尚さんが、死別された奥さんの話をされていて、
話を聞いているうちに、
私も、「受け入れて」「乗り越える」ことができるような気がしました。
そして何より、この情報を教えてくれたリアル友人の温かい気持ちがありがたく、
心が温かくなりました。
でももし私が、だれかのお手伝いをする、今と逆の立場になったら、
私は相手に、声をかけたり、手作りお惣菜のタッパーを持って行ったり(?)、
そういう温かい気持ちを相手に示すことができるのかしら。
私、恥ずかしがり屋だしぶきっちょなので、
上手に相手に伝えられないかもしれないけれど、
その時のためにも、今の、温かい気持ち、嬉しい気持ち、感謝の気持ちを、
忘れないようにしたいと思います。
人って、ステキな生き物ですね。