いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

小さなゴミ袋

昨日は歯医者さんに行ったり、クリニックに行って薬をもらったり、


買い物にも行ったりしてドタバタしていたのですが、


今日は一転、家から一歩も出ませんでした。




職場など環境が変わって2ヶ月経って、やっと気持ち的に落ち着いた感じです。


こんなにのんびり休日を過ごしたの、本当に久しぶりでした。


今日は、ひとり暮らしの悲しさ? 自由さ?で、


休みの日は何時まででも寝ていられるから、


今日は二度寝して、起きてもしばらくベッドに横になったまま


グダグダ、グダグダ、していました。




朝の9時から、オンラインを聞く予定があったのだけど、


画像をオフにしておけば、どんな格好でもバレないので、


パジャマのまま布団かぶって聴講するグータラさでした。




おかしな話、ゴミの量がやっと普通に戻ったんです。


住んでいる人の生活に変化があると、ゴミの量ってバロメーターになってませんか?


異動のための引継ぎが始まった3月初旬からつい最近まで、


本当に、我が家のゴミの量は少なかったです。


私の住んでる市は、有料の決まったゴミ袋があるのですが、


毎回ほとんど10リットルの袋で済んでしまっていました。




ひとり暮らしで週2回出すとしても、


食事を家で作って、きちんと生活していれば、


ゴミってもう少し、ちゃんとそれなりに出るものなのに。


でも、ここのところやっと、時間的にも気持ち的にも生活に余裕が出てきて、


例えば通販で物を買ったりするから、ゴミの量もだんだん増えてきて、


日によって、以前より大きな袋で出したりするようになりました。




ゴミの量と言えば、


旦那さんが亡くなって初めて、


市のゴミ袋に最小サイズ、10リットルのものがあるのを知りました。


週に2回燃えるゴミを出すとして、


2人暮らしだったら、どんなに少なくても毎回20リットルの袋が必要だったので、


10リットルの小さなゴミ袋を見た時は、


「こんなに小さな袋があるのか」と、さすがにちょっと驚きました。




でも、確かに、ひとり暮らしになった途端、


20リットルの量なんて、全然出なくなりました。


しかも最初のうちなんて、食事もろくに取れない状態なのだから、


出るゴミの量もものすごく少なくて、そのギャップには参りました。



それで、ネットで調べたのだったかなぁ、


10リットルのゴミ袋があるのを知って、さっそく購入したのだけど、


ヘンな話、


うちのアパートのゴミ集積所に、あんな小さなゴミ袋出してるの、ウチだけです。今も。





だから最初のうちなんて、


小さなゴミ袋を出すのが、なんだか慣れなくてね。


別に名前を書いて出すわけでもないのに、


「このゴミ袋は、ひとり暮らしの人が出したゴミ袋です。


(ひとり暮らしの寂しい人が出したんです。)」


なんて書かれてあるような気がして。


家族が居ないって、悲しいというか、みじめだというか。


毎回、出すゴミ袋にさえ、コンプレックスを感じたものでした。






でも、よくよく考えれば、


私のほかにもひとり暮らしの人はいるし、


でも多分、その人たちは独身男性ばかりだから、週に2回は出さないのよね。きっと。


私も今はもうすっかり慣れちゃって、


コンプレックスやみじめさは感じませんけど、


でもやっぱり、たまに、


我が家から出る小さなゴミ袋に、寂しさを感じることはあったりします。

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