命日を終えて
今日は家から一歩も出ず、
一日中家に居ました。
たまってしまった雑用を片付けたり、撮りためたビデオを見たり。
身の回りに少し整理が付いた一日でした。
そのせいもあってか、
今日は不思議に、気持ちがスッキリしています。
気温も、暑くもなく寒くもなく、
夜のひんやりした空気が、ちょっと肌に気持ち良いです。
部署が異動してから、とりあえず2ヶ月経過した、というのも
気持ちがスッキリしている一因かもしれません。
なんとなく落ち着くまで3ヶ月、という勘定でいたのですけどね。
仕事への慣れはさておいて、少なくとも人間関係は、
2ヶ月経つと、だいぶ馴染んできています。
でも、気持ちがスッキリ…のもう一つの原因は、
旦那さんの命日が過ぎたことだと思っています。
先日も書いたけど、私、
命日が来るのを本当に怖くて怖くて仕方がなかったのです。
なぜ怖いか…と、怖かった理由はうまく説明できないのですけど、
ともかく怖くて、まるで全身の神経が逆立ってしまっているような感じでした。
だんだん遠くなっちゃう。
今までは、2年前にはまだ生きてたのに、
命日以降は、2年前も旦那さんは居なかったことになっちゃう。
過去になっちゃう。
昔のことになっちゃう。
前に、居た人 ?
昔、生きてた人 ?
それが、すごくすごく嫌でした。
だから命日が来るのが怖かった。……、と、
いま、書いているうちに自分の気持ちに気がつきました。
だけど、命日が過ぎて、
2年前には、旦那さんがもうすでに故人になっている事になってしまって、
なんだか少し、
諦めがついたような気がしています。
つい最近まで生きていた…なんてもう絶対言えないし、
つい1年前までは…とも言えなくなっちゃった。
これからも、旦那さんが生きてた時代は、
日が経つにつれ、どんどんどんどん昔のことになってしまいます。
その諦めが、少しついたというか。
私はこれから先、ひとりで生きていくんだなぁ、という事にも
少し諦めがついたというか。
だから、寂しいけれど、気持ちがスッキリしてるんだと思います。