いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

「重かった蓋が気が付いたらいつの間にか少し軽くなっていた」


というコメントを戴きました。


(コメントを下さった方、勝手に引用してしまってすみません。


私の今の心境を、的確に指摘されたものですから。


あ、でも、別に憤慨したり傷ついているわけではありませんので悪しからず、です。)





確かに、フタは少し軽くなったような気がします。


イメージ的に、


今までずっと真っ暗だったマンホールのフタが少しだけ開いて、


そこから、狭い視野ではあるけれど、


あるがままの現実を見通すことができるようになってきた、というか。


まぁ、まだまだフタは、閉じたり開いたりを繰り返していますが。




でも、そういう時期だから、


今まで感じて来なかった、新しい感情があります。


それは、今までとは別の、寂しさです。


(旦那さんのいない)新しい世界に一歩踏み出せる勇気を戴き、


現実にわずかだけど踏み出そうとしている今、


新たに感じる寂しさです。


この寂しさは、今まで感じていた寂しさとは違って、


甘えとか、妥協とか、許しとか、母性とか、


そういったものとは一切切り離された、真に冷たい寂しさで、


だけどはるか遠くに微かに光が見える気がする。





微かだけど、そして、その光の光源が何なのかも知らないが、


今まで居た真っ暗なマンホールからは、そろそろ抜け出す時期なのかもしれません。


良いのか悪いのか、わからない。


喜ばしい事なのかどうかもわからない。


だけど強烈な寂しさだけはあって、


何か具体的に何をするという事ではないのだけど、


でも、気持ち的には、


そろそろ前に進む時期なのだと思うのです。

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