いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

幸せ ( 仕合わせ )

幸せ…というのが何だか軽薄な感じがして、


仕合わせ…のほうが、似合っている気がします。


旦那さんの人生のことです。




多分きっと、捕らわれることが比較的少ない人だったのだろうと思うのです。


付き合い始めた最初の頃だったけど、


物事に執着しない、というか、わりとすぐ何かをパッと手放せる人で、


一人っ子の私としたら、


「さすが兄弟の多い人は諦めが早いわぁ」と感心した覚えがあります。





なにかトラブルがあったとして、もちろん人並みな努力はするけど、


「それは無理。」、「俺にはできない。」と切り替えが早いところがあって。


楽に生きているように見えて、


不器用な私としたら羨ましいというか、


大人に見えて尊敬するというか。


でも多分、そんな人だから、


グッと歯を噛み締めて人知れず我慢する…みたいなところはあったのかもしれないけれど。




でも傍目から見て、生きるの楽そうに見えたのです。


そして、自分ばっかり(大した苦しみもせずに)サッと逝っちゃった。


先に逝かれて苦しんで苦しみぬいてる私から見れば、


美味しいところみんな持っていかれちゃったような気もするし、


「あなたは本当に仕合わせな人だったなぁ」と。






そして、彼があの世に逝っちゃってから、


コロナだの、円安だの物価高だの、ますます気候も変になって来てるし、


戦争も起こるし、安倍さん撃たれちゃうし、


ここのところまた地震も少し多い気がするし、


なんだか、いつ何が起こっても全然おかしくない気がしていて………。



逆に言えば、


あの人は、本当に平和なうちに逝っちゃったよなぁ…と思うのです。


運が良いというか、幸せ(仕合わせ)な人というか。


つまり、そういうヤツだったわけです。

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