いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ドアベルの音

先週の土曜日にコロナのワクチンを受けてきたと書きましたが、


その副作用で、今日は仕事を休みました。


今までのワクチンは3回とも目立った副作用がなく、


当日の夜に、打ったほうの腕がちょっと痛い…くらいだったのですが、


今回は少し違ってしまいました。


まず土曜の晩に微熱が出て、そのあと神経痛が出たのです。


用心して解熱鎮痛剤を使ったのですが…、時すでに遅しでした。




当日の晩は痛みで寝られず、


日曜も昼の間、少し痛みが残ってました。


だけど前の晩寝られなかったから今夜は大丈夫だろう、と高を括ったのですが、


結局昨晩も、痛みとシビレでろくに寝られずに朝になってしまいました。


それで、職場に迷惑をかけるけれどもやむを得ず、


一日休みを取ったのです。


そして今日は、ほぼ一日中、ウドの大木(?)をやっていました。






旦那さんが亡くなって以来、あまり昼寝をしなくなっていたのです。


あの人が生きていた時は、休みの日に、


ふたりでよく短時間だけ横になる…ということがあったのですが、


私ひとりになってからは、


まだお日様の高い時間に、シーンとした部屋の中で目が覚めるのが怖くなってしまいました。


起きた時のあの静けさが、すごく孤独を感じるのです。


だからしばらく昼寝はしたことなかったのですが、


今日は仕方がありません。


昨晩寝れてないし、


痛みで体のどこかにいつも力が入っている状態だったから、強い疲労感がありました。





しばらくして少し痛みが和らいだから、


短時間寝て目を覚まして、


やる事もなくしばらく天井を眺めてました。


そしたら、急に、


玄関のドアの、鍵穴にカギを突っ込んで回す音が………、


聞こえたような気がしただけです、気がしただけ。 スミマセン。






でも、ふと思い出しました。


戸口の鍵を開ける音。


そう言えば、ずいぶんの間、聞いてない。





私が旦那さんの帰りを待ってて、それこそ昼寝でもしながら待っている時、


シーンとしている中に、


旦那さんのクルマが帰って来た音が聞こえます。


そして、鍵穴にカギを突っ込んで回す音が、ガタガタと聞こえて、


しばらくすると、ドアが開く音。


そうすると次に、


我が家のドアにくっつけてある、どこかのお土産で買ったドアベルの、


ガランガランと揺れる音が聞こえて、


旦那さんが家に入ってくるのです。


いつも必ず「ただいまぁ~」と言いながら。


その音を、なんだかつい最近も聴いたような馴染みの音みたいな感じで、


懐かしく、だけど寂しく思い出しました。

×

非ログインユーザーとして返信する