木を見て森を見ず
昨日の続きです。
昨日お話しした職員は、今日一日こわばった表情をして、
私にはニコリともしませんでした。
別の職員に、「私は性格悪いから…」などと言ったところを見ると、
昨日の事を少し後悔(?)しているのかもしれません。
今日はこちらから2~3度声をかけることをしてみたけど、
あんな顔つきしているのでは、
元通りの付き合いになるにはしばらく時間が掛かりそうです。
だけど私、仕事の手落ちはすでに謝罪したわけだし、もう私は悪くありません。
なので、今後は普通に…というか、適当な距離を置いて待つことにするつもりです。
もともと対人関係が苦手な私が、
何故こんなに、今回、落ち着いているかといえば、
旦那さんの言葉…というか、彼の生き方から教えてもらったものがあるからです。
木を見るより森を見よ。
旦那さんはそんな生き方をしていたし、この言葉を私にもよく言っていました。
「集団の中の一人にとらわれずに、もっと広い視野で、集団全体を見なさいよ。
そしたら、嬉しい事や楽しい事が見えてくるから」。
今回、それが少しできたような気がします。
その職員だけにとらわれたら、仕事になんか行きたくなくなってしまうけど、
でもうちの職場には、他に、素敵な女性がたくさんいます。
皆、生き生きと働いていて、私にもニコニコ声をかけてくれて、
それを思えば、
たった一人のちょっとヘンな言動のことなんか、
なぁに、取るに足らないチンケな事で、
ほっておけばよいだけの事だと思うことができます。
今回、少なくとも今日の時点で、
これだけ割り切ることができたのは、
たぶん生まれて初めてぐらいの客観的な感情で、
これは本当に、旦那さんのお陰です。
そして、それを思ったら、
仕事からの帰り道、しばらくぶりで涙が止まらなくなりました。
「ありがとうね、ありがとうね、見守ってくれて」。
もちろん嬉し涙でした。