いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

相談相手

ちょっと嬉しい事がありました。


もう、たぶん11年ぶりぐらいで旧知の友人と連絡を取ったのです。





その友人とは、私が旦那さんと付き合いを始める前に、親交がありました。


いくつか歳が上の女性で、


普通の友達だけど、私より年長で親しかったため、


時々相談にのってもらっていました。



相談の内容は、友達の事だったり仕事の事だったり、


少し暗いというか、深いというか、そういう重めの相談で、


でも、そういうことを相談できる相手が居るというのは、心強いものでした。





だけど、旦那さんとお付き合いをするようになってからは、


自然、電話したり会ったりする回数は減ってしまいました。


相談は旦那さんにするようになるし、


だんだんその友人との友達付き合いは自然消滅気味になり、


11年前に私が別の県に引っ越してしまってからは、


電話することもなくなってしまっていました。




割とそういう人って多いと思うんですが、


家族と多くの時間を過ごすために、


それまでの友人関係って付き合いが希薄になったりしませんか?


そして家族を失った後、


なかなか元気が取り戻せないことも手伝って、


切れかけた縁を復活させるエネルギーがなくて、


薄くなってしまった友人関係をなかなか取り戻せないという。




私はまるきりそのパターンなのですが、


昨日、ちょっと別件で確認したいことがあったのを利用して、


勇気をもって、電話をしてみたのです。


そして、少し緊張したのも嘘みたいに、


お互い久しぶりに声を聞いたのを喜び合い、


以前と同じように長い時間お喋りをし、


また電話するね、と電話を切ることができました。




電話を切ったあと、軽い脱力感がありました。


これからは何かあったら、とりあえず相談できる人が居る…と思うと、


自分でも意外なほど、ほっと安心(?)したのです。


別に、単なる友人ですから、


何か困ってしまった時、旦那さんのように助けに来てくれるわけではないけれど、


でも逆に言うと、私、


「ちょっと重い相談をできる誰か」が居なくて、ずっと必要としていたわけです。



でも、↑ の状態って、かなり孤独で不安な状態ですよね、我ながら。


2年半、そういう状態にいたのか…と思うと、


今さらですが、少しぞっとします。

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