いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

この先

先日書いた記事、


1月3日に放送された「家、ついて行ってイイですか?」の特番の再放送を


TVerで見ました。


この番組については、先日も記事を書きましたが、


伝説のロッカー(という割に、私はその存在を知らなかったけれど)、


イノマーさんの死に関することをやっていて、


イノマーさんの奥さんと私は同じ立場なので、興味をそそられた番組です。



けれど、4時間くらいの特番なので、


今日はイノマーさんの放映箇所まではたどり着けず(?)、


その前の、他のいろんな一般人の家に訪問する箇所を見ていて、


そのなかに2人、死別者が出てきました。




ひとりは、6年前に旦那様を亡くされた70歳前後の女性。


もうひとりは、奥様を30年前に亡くされた80歳を過ぎた男性でした。



おふたりとも、非常に懐かしんでおられました。


旦那さんを亡くした女性は、「一昨日も泣いた」と言っていて、


なんだか少し病的なほど、旦那さんを恋しがっておられました。


そして、30年前に奥様を亡くした男性は、


30年経った今でも、奥様の誕生日には必ずケーキを買ってきてお祝いをするのだとか。


その人は、奥さんの事を話しながら、少し涙ぐんでいるように見えました。


そしてふたりとも、「寂しいです」と。


「生きていたら、どんなによかったか」と。




私が想像する以上に、


ひとりで生きている死別者って、きっと多いんだと思います。


そして、その多くが今も、昔を懐かしむ気持ちや、寂しい気持ちと共に、


毎日を生きているんだと思います。




そしてつまり、それはそのまま、私の3年後や27年後の私で、


私もこの思いを抱えたまま、ずっと生き続けていくのだろう、と、


なんだか少し、先が見えてしまった気がしました。

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